バルプロ 酸 ナトリウム 徐 放 錠。 バルプロ酸ナトリウム

デパケン錠100mg・200mg・細粒・シロップの薬価と使い分け

バルプロ 酸 ナトリウム 徐 放 錠

バルプロ酸ナトリウム徐放錠A「トーワ」 今まで、バルプロ酸Na徐放B錠「トーワ」の存在しか知らなかったのだが、A錠というのも販売されていた。 しかし、添付文書を見比べてみても違いがわからなかった。 徐放錠なので、バルプロ酸Na徐放B錠はデパケンR錠のジェネリック。 用法も「1日1〜2回」なので間違いないだろう。 だとしたら、バルプロ酸ナトリウム徐放錠A100mg「トーワ」はセレニカRのジェネリックか?と思いきやこちらの用法も「1日1〜2回」。 調べてみたら何のことは無い、B錠からA錠へのただの名称変更だったらしい。 まぎらわしい真似をしやがってトーワ。 バルプロ酸ナトリウムの一般名処方 何かとパニックを起こしがちなバルプロ酸ナトリウムの一般名処方ですので、勉強しなおし。 バルプロ酸ナトリウムの一般名処方がきた場合には注意を要する。 【般】バルプロ酸Na細粒40% 【般】バルプロ酸Na徐放顆粒40% 【般】バルプロ酸Na錠200mg 【般】バルプロ酸Na徐放錠200mg 一般名処方マスタ上は上記のような違いになっているが、必ずしも一般名処方マスタどおりに記載してくる処方箋ばかりではなく、医師が普通錠と徐放錠を勘違いしていることもあるし、医療事務が選択を間違えることもある。 しかし、バルプロ酸Na顆粒40%1日2回という用法で来たら、よくわからないため念のため疑義照会する。 「顆粒だからセレニカのことだった」と後から言われるかも知れない。 錠剤だと用法で推測するのは難しい。 セレニカR錠200mgとデパケンR錠200㎎の一般名処方の違いは、 【般】バルプロ酸Na徐放錠200mg(1) 【般】バルプロ酸Na徐放錠200mg(2) という番号の違いで区別しているが、番号が記載されていないこともある。 とにかく、バルプロ酸ナトリウムの処方が来たら、他の薬剤師とも確認し、念のため疑義照会をして調剤に取り掛かるのが最善である。

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バルプロ酸ナトリウム錠の効果と特徴

バルプロ 酸 ナトリウム 徐 放 錠

バルプロ酸ナトリウムは「デパケン」という気分安定薬のジェネリック医薬品になります。 気分安定薬は、主に気分の波を安定させるはたらきがあります。 具体的には双極性障害(躁うつ病)の治療に用いられ、気分の高揚を抑えたり、気分の落ち込みを持ち上げたりする作用が確認されています。 バルプロ酸ナトリウムは双極性障害を始め、うつ病で補助的に用いられたり、認知症の方の興奮に用いられることもあり、精神科で幅広く用いられています。 また、その他もバルプロ酸ナトリウムは様々な作用を持つお薬で、抗てんかん薬(てんかんを抑える)、偏頭痛の治療薬としても使われています。 様々な場面で使用できるバルプロ酸ナトリウムですが、多くの場面で使うからこそ副作用には注意しなくてはいけません。 今日はバルプロ酸ナトリウムの副作用やその対処法について紹介していきます。 1.バルプロ酸ナトリウムの副作用の特徴 バルプロ酸ナトリウムの副作用にはどのような特徴があるのでしょうか。 全体的に見ればバルプロ酸ナトリウムは安全性が高く、適正に使っていれば副作用で困るケースは多くはありません。 バルプロ酸ナトリウムは独特の作用機序を持つお薬で、同系統のお薬というのは他にありません。 精神科領域では主に気分安定薬(気分の波を抑えるお薬)として双極性障害に使われたり、興奮を抑えるために使われたりします。 同じ気分安定薬に属するものとしては、• リーマス(炭酸リチウム)• ラミクタール(ラモトリギン)• テグレトール(カルバマゼピン) などがあります。 しかしこれらは同じ気分安定薬に属してはいるものの、いずれも作用機序がそれぞれ異なります。 そのため、単純にこれらの副作用を比較することは出来ません。 気分安定薬の中でもリーマスやテグレトールは血中濃度が高くなりすぎてしまうと中毒域に入ってしまい危険な副作用が生じることがあります。 そのためこれらのお薬は定期的に血液検査をし、血中濃度が高くなりすぎていないか見ていかなければいけません。 また風邪などで脱水になったり、食事・水分が十分に取れない時というのは中毒域に達しやすいため注意が必要になります。 バルプロ酸ナトリウムも血中濃度が高くなりすぎれば危険なのは同じですが、リーマスやテグレトールと比べると中毒域には入りにくいお薬になります。 そのため比較的安全に使用することが出来ます。 バルプロ酸ナトリウムの副作用は大きく分けると、• 肝臓への副作用、高アンモニア血症• 胃腸への副作用• 精神への副作用• 血液への副作用• 皮膚への副作用 の5つに分けることができます(細かい副作用を挙げればこれ以外もありますが、代表的なものを挙げています)。 またバルプロ酸ナトリウムは妊婦の方は「催奇形性」という副作用のため使用することが出来ません。 これは妊婦さんがバルプロ酸ナトリウムを服用していると、それが赤ちゃんに達してしまい、赤ちゃんに奇形が発生してしまう可能性が高くなるということです。 バルプロ酸ナトリウムと催奇形性については「」で詳しくお話していますのでこちらをご覧ください。 2.バルプロ酸ナトリウムで生じる各副作用と対処法 バルプロ酸ナトリウムで生じる副作用とその対応法について紹介します。 代表的な副作用として、• 肝臓への副作用、高アンモニア血症• 胃腸への副作用• 精神への副作用• 血液への副作用• 皮膚への副作用 の5つについて詳しく紹介し、副作用が生じてしまった時の対処法も考えてみます。 そのため肝機能障害が生じることがあります。 バルプロ酸ナトリウムは体内で分解されて4-en-VPAという物質が作られますが、4-en-VPAは毒性が高いことが知られています。 これが肝機能障害の原因なのではないかと推測されています。 ちなみに妊娠中の女性がバルプロ酸ナトリウムを服用すると赤ちゃんに奇形が生じやすくなってしまうのも、この4-en-VPAが関与していると考えられています。 肝機能障害の多くは軽度にとどまります。 このような肝機能障害は軽度であるため、血液検査で発見され、適切に評価されていれば問題となることはほとんどありません。 バルプロ酸ナトリウムによる肝機能障害が発見された場合、基本的にはバルプロ酸ナトリウムの減量を行います。 またバルプロ酸ナトリウムは相互作用するお薬が多いため、他に服薬しているお薬がバルプロ酸ナトリウムの効きに影響を与えていないかもチェックする必要もあります。 バルプロ酸ナトリウムの血中濃度を高めてしまうお薬が併用されていたら、肝機能障害も生じやすくなるからです。 ただしバルプロ酸ナトリウムで肝機能障害が生じていても、その程度が軽度であってバルプロ酸ナトリウム継続のメリットが高いと判断される場合は、こまめな血液検査を続けながら慎重にそのままバルプロ酸ナトリウムを継続することもあります。 このようにバルプロ酸ナトリウムで生じる肝機能障害は軽症であることがほとんどですが、稀に重篤な肝障害が生じてしまうこともあります。 バルプロ酸ナトリウムで重篤な肝機能障害を生じるのは、• 小さい子(2歳以下)• バルプロ酸ナトリウムの服用を始めたばかりの方• たくさんのお薬を飲んでいる方• 精神遅滞・自閉症スペクトラム障害などがある方 に多いことが報告されています。 そのためこれらに該当する方でバルプロ酸ナトリウムを使用する場合は、より慎重に少量から開始したり、最初は血液検査を細めに行うなどの対処法が必要になるでしょう。 また急激に肝臓がダメージを受けると、• 倦怠感• 黄疸(身体が黄色くなる)• 褐色尿(尿の色が濃くなる)• 吐き気 などの症状が出現します。 バルプロ酸ナトリウムを服用してからこれらの症状を認める場合はなるべく早く主治医に相談するようにしましょう。 またバルプロ酸ナトリウムの注意すべき副作用として、高アンモニア血症があります。 これは体内に「アンモニア」という有害物質が溜まってしまう副作用です。 アンモニアが高値になると意識レベルが低下して昏睡状態になったり嘔吐が出現したりし、危険な副作用になります。 これはバルプロ酸ナトリウムが肝臓にダメージを与えてしまうことが一因です。 アンモニアは肝臓によって解毒されるため、肝臓が障害されるとアンモニアが解毒されにくくなるからです。 また、それとは別にバルプロ酸ナトリウムが「尿素サイクル」という回路のはたらきを悪くしてしまう事も高アンモニア血症が生じる一因だと考えられています。 尿素サイクルはアンモニアを無害な尿素に解毒する回路で、バルプロ酸ナトリウムはこの回路に必要なカルニチンを減少させてしまうため、アンモニアが体内に溜まりやすくなるのです。 高アンモニア血症は軽度であれば自覚症状も乏しく、そのまま様子を見ることもあります。 しかしどんどんと上昇を続けるような場合はバルプロ酸ナトリウムの減量を行う必要がありあす。 高アンモニア血症が高度である場合は、バルプロ酸ナトリウムの減量に加えて、• エルカルチン(L-カルニチン)の投与• タンパク質制限• アルギU(アルギニン)の投与• モニラック(ラクツロース)の投与 などが行われます。 エルカルチンは尿路サイクルを回すのに必要なカルニチンを投与するという方法です。 バルプロ酸ナトリウムはカルニチンを減少させるため、カルニチンの投与はアンモニアを減少させてくれます。 またアンモニアはタンパク質(アミノ酸)が分解されて作られるため、アンモニアが高い時にはタンパク質の摂取量は制限する必要があります。 アルギニンはアミノ酸の一種で、アンモニアの分解を促進させるはたらきがあります。 ラクツロースは腸管からのアンモニアの吸収を抑えるはたらきがある他、腸内細菌に作用して腸内細菌がアンモニアを産生しないようにします。 具体的には、• 食欲増加・低下• 体重増加• 吐き気・嘔吐• 下痢・便秘 などです。 バルプロ酸ナトリウムはこのような胃腸障害を認め、特に服薬初期で認めやすい傾向があります。 症状の程度が軽ければそのまま様子をみることも少なくありません。 特にまだ服薬して日が浅いのであれば、服薬を続けることで徐々にこれらの副作用の程度が軽くなることもあるからです。 程度が重い場合は、バルプロ酸ナトリウムの減量になります。 また「バルプロ酸ナトリウム」を服用している場合は、徐放製剤(ゆっくり効くお薬)である「バルプロ酸ナトリウム徐放B錠」や「バルプロ酸ナトリウムSR錠」に変更するとこれらの副作用の頻度が少なくなります。 また体重増加に関しては、先ほども紹介した「エルカルチン(L-カルニチン)」が体重増加を抑える効果も報告されており、状況によっては検討されることもあります。 そのため副作用にも精神症状が生じることがあります。 精神症状として多いのは、• ふらつき になります。 これはバルプロ酸ナトリウムが双極性障害の躁状態を改善させることからも分かるように、脳の興奮を抑える作用があるためです。 バルプロ酸ナトリウムの眠気については「」で詳しく説明しています。 基本的にはバルプロ酸ナトリウムの減量になります。 また「バルプロ酸ナトリウム」を服用している場合は徐放製剤である「バルプロ酸ナトリウム徐放B錠」「バルプロ酸ナトリウムSR錠」に変更することで眠気の頻度を抑えることができます。 バルプロ酸ナトリウムで眠気が生じた時に気を付けて頂きたいことは、異常な眠気であればそれは前述の高アンモニア血症に伴うものである可能性があるということです。 眠気の程度があまりにひどく「昏睡」などに至っている場合、それ以外にも嘔吐などの症状を伴う場合は早めに主治医に相談しましょう。 その頻度は多くはありませんが、注意すべき副作用の1つになります。 具体的には「出血しやすくなる」ことがあり、鼻出血、吐血、紫斑などが認められることがあります。 以前より血が出やすくなるため「ちょっとぶつけただけで出血するようになった」と感じることもあります。 これはバルプロ酸ナトリウムが血小板やフィブリノーゲンといった血を止めるはたらきを持つ物質のはたらきを弱めてしまうからです。 特に高用量のバルプロ酸ナトリウムを服用しているケースで多く認められるため、高用量のバルプロ酸ナトリウムを服用している方は定期的に血小板数のチェックを行う必要があります。 血小板減少が減少していても、軽度であればそのまま様子をみることもあります。 血小板の正常値はおおよそ15~45万ですが、その範囲内の減少であれば様子をみても良いでしょう。 しかし血小板数が10万を切るようなら対策が必要です。 血小板が10万を切るとちょっとした刺激で出血しやすくなることがあります。 更に5万を切ると何もなくても出血してしまうという事があり、早急な対策が必要となります。 このような場合は早急にバルプロ酸ナトリウムを中止する必要があります。 その内容としては、• 皮膚炎• 脱毛・毛髪変化 などがあります。 たまに経験するのが「脱毛」や「髪質の変化」です。 患者さんから「最近、髪の毛がよく抜けるんです」と言われることがあります。 これは非常に難しいところで、バルプロ酸ナトリウムを服薬している方は大抵精神ストレスがある方ですから、そのストレスで脱毛が生じている可能性も否定できません。 しかしバルプロ酸ナトリウムを始めてから明らかに脱毛量が増えているような場合は、バルプロ酸ナトリウムが原因であると考えます。 また「髪質が変化した」という訴えも稀ですが、あります。 これはストレスで変わるわけありませんので、バルプロ酸ナトリウムの副作用だと考えます。 なぜこのような副作用が生じるのかは不思議なのですが、バルプロ酸ナトリウムによって髪質が変化するという事があるのです。 具体的には直毛の方が縮毛になったり、その反対もあります。 頻度の多い副作用ではないのですが、バルプロ酸ナトリウムを服用していてこのような毛髪変化が生じた場合はまずバルプロ酸ナトリウムの副作用だと考えてよいでしょう。 ちなみに服用を中止すれば髪質は元に戻ります。 頻度は極めて稀ですが、重篤な皮膚への副作用として、• 中毒性表皮壊死融解症(TEN)• Stevens Johnson症候群(SJS) などがあります。 これらは重篤な発疹が全身に出現する副作用であり、早急なバルプロ酸ナトリウムを中止し、入院による加療が必要となります。 【メンタルヘルス向上のヒント】 【こころの病気】 - - - - -恐怖症 -- -- -- -- -- - - - - - - 【こころと身体の病気】 【お薬()】 - - -- -- -- - --超短時間型 --- --短時間型 --- --- --- --- --中時間型 --- --- --- --- --- --- --長時間型 --- --- -メラトニン受容体作動薬 -- -オレキシン受容体拮抗薬 -- -三環系抗うつ剤 -- -- -- -- -- -四環系抗うつ剤 -- -- - -- -- -- -- -- - -- -- -- - -- -- -その他 -- -- -- () - - - - - - - - - - - - - - 抗精神病薬 - -- -- -第2世代抗精神病薬 -- -- -- -- -- -- -- -- -- - - - - - ADHD治療薬 - 抗酒薬 - 漢方薬 - - - - 向精神薬の副作用 - - - 【精神科への受診】 【こころの検査】 【治療法】 【精神疾患と取り巻く制度】.

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デパケンRからデパケン細粒、シロップへの変更

バルプロ 酸 ナトリウム 徐 放 錠

重篤な肝障害• 尿素サイクル異常症• 妊婦又は妊娠している可能性<片頭痛発作>• 原則禁止• 妊婦又は妊娠している可能性<てんかん・躁病及び躁うつ病>• 相対禁止• 妊婦又は妊娠している可能性<てんかん・躁病及び躁うつ病>• 慎重投与• 肝機能障害• 自殺企図• 薬物過敏症• 原因不明の昏睡• 原因不明の乳児死亡• 原因不明の脳症• 自殺念慮のある躁病• 尿素サイクル異常症• 自殺念慮のある躁うつ病の躁状態• 尿素サイクル異常症• 妊娠中<てんかん・躁病及び躁うつ病>• 投与に際する指示• 妊娠中<てんかん・躁病及び躁うつ病> 薬剤名 影響 カルバペネム系抗生物質 てんかんの発作が再発 パニペネム・ベタミプロン てんかんの発作が再発 メロペネム てんかんの発作が再発 イミペネム・シラスタチン てんかんの発作が再発 ビアペネム てんかんの発作が再発 ドリペネム水和物 てんかんの発作が再発 テビペネム ピボキシル てんかんの発作が再発 バルビツール酸誘導体 バルプロ酸の作用が減弱 フェノバルビタール バルプロ酸の作用が減弱 フェニトイン バルプロ酸の作用が減弱 カルバマゼピン バルプロ酸の作用が減弱 バルビツール酸誘導体 作用が増強 フェノバルビタール 作用が増強 エトスクシミド 作用が増強 アミトリプチリン 作用が増強 ノルトリプチリン 作用が増強 ベンゾジアゼピン系化合物 作用が増強 ジアゼパム 作用が増強 ワルファリンカリウム 作用が増強 フェニトイン 作用が増強又は減弱 カルバマゼピン 作用が増強又は減弱 クロバザム バルプロ酸の作用が増強 サリチル酸製剤 バルプロ酸の作用が増強 アスピリン バルプロ酸の作用が増強 エリスロマイシン バルプロ酸の作用が増強 シメチジン バルプロ酸の作用が増強 ラモトリギン 消失半減期が約2倍延長 ロラゼパム<注射剤> 消失半減期が延長 クロナゼパム アブサンス重積<欠神発作重積>• 副作用 (添付文書全文) 各種てんかん及びてんかんに伴う性格行動障害、片頭痛発作の発症抑制:本剤の各種てんかん及びてんかんに伴う性格行動障害、片頭痛発作の発症抑制に対する使用においては、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 躁病及び躁うつ病の躁状態:本剤の躁病及び躁うつ病の躁状態に対する使用においては、厚生省「適応外使用に係る医療用医薬品の取扱いについて(研第4号・医薬審第104号)」通知に該当する医療用医薬品として承認されたため、副作用発現頻度が明確となる国内での調査を実施していない。 1.重大な副作用(頻度不明) 1).劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸、脂肪肝等を起こすことがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2).高アンモニア血症を伴う意識障害が現れることがあるので、定期的にアンモニア値を測定するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 3).溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。 4).急性膵炎が現れることがあるので、激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐等の症状が現れたり、膵酵素値上昇が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。 5).間質性腎炎、ファンコニー症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。 7).過敏症症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、初期症状として発疹、発熱がみられ、更にリンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(なお、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。 8).脳萎縮、認知症様症状(健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、感情鈍麻等)、パーキンソン様症状(静止時振戦、硬直、姿勢異常・歩行異常等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(なお、これらの症状が発現した例では中止により、ほとんどが1〜2カ月で回復している)。 9).横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 10).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、観察を十分に行い、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム量増加、高張尿等が現れた場合には水分摂取の制限等の適切な処置を行う。 11).間質性肺炎、好酸球性肺炎が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT等の検査を実施し、間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 2.その他の副作用:次記のような副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量・休薬等の適切な処置を行う。 1).血液:(頻度不明)白血球減少、貧血、好酸球増多、血小板凝集能低下、低フィブリノゲン血症。 2).精神神経系:(頻度不明)傾眠、失調、頭痛、不眠、不穏、視覚異常、感覚変化、振戦、眩暈、抑うつ。 3).消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、便秘、口内炎、下痢、食欲亢進、腹痛。 5).皮膚:(頻度不明)脱毛。 6).過敏症:(頻度不明)発疹。 7).泌尿器:(頻度不明)夜尿・頻尿、血尿、尿失禁。 8).生殖器:(頻度不明)月経異常(月経不順、無月経)、多嚢胞性卵巣。 9).その他:(頻度不明)倦怠感、鼻血、口渇、浮腫、発熱、高アンモニア血症、歯肉肥厚、体重増加、カルニチン減少。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) <効能共通> 1.重篤な肝障害のある患者[肝障害が強く現れるため致死的になる恐れがある]。 2.本剤投与中はカルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン、メロペネム水和物、イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム、ビアペネム、ドリペネム水和物、テビペネム ピボキシル)を併用しない。 3.尿素サイクル異常症の患者[重篤な高アンモニア血症が現れることがある]。 <片頭痛発作の発症抑制> 4.妊婦又は妊娠している可能性<片頭痛発作>のある女性。 (原則禁忌) <各種てんかん及びてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病及び躁うつ病の躁状態の治療> 妊婦又は妊娠している可能性<てんかん・躁病及び躁うつ病>のある女性。 (慎重投与) 1.肝機能障害又はその既往歴のある患者[肝機能障害が強く現れる恐れがある]。 2.薬物過敏症の既往歴のある患者。 3.自殺企図の既往及び自殺念慮のある躁病及び自殺念慮のある躁うつ病の躁状態の患者[症状が悪化する恐れがある]。 4.次のような尿素サイクル異常症が疑われる患者[重篤な高アンモニア血症が現れる恐れがある];1)原因不明の脳症若しくは原因不明の昏睡の既往のある患者、2)尿素サイクル異常症又は原因不明の乳児死亡の家族歴のある患者。 (重要な基本的注意) 1.本剤で催奇形性が認められているため、妊娠する可能性のある女性に使用する場合には、本剤による催奇形性について十分に説明し、本剤の使用が適切であるか慎重に判断する。 2.てんかん患者においては、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、てんかん重積状態が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(なお、高齢者、虚弱者の場合は特に注意する)。 3.片頭痛患者においては、本剤は発現した頭痛発作を緩解する薬剤ではないので、片頭痛患者において、本剤投与中に頭痛発作が発現した場合には必要に応じて頭痛発作治療薬を頓用させる。 投与前にこのことを患者に十分に説明しておく。 4.片頭痛患者においては、本剤投与中は症状の経過を十分に観察し、片頭痛患者において、頭痛発作発現の消失・軽減により患者の日常生活への支障がなくなったら一旦本剤の投与を中止し、投与継続の必要性について検討し、なお、症状の改善が認められない場合には、漫然と投与を継続しない。 5.重篤な肝障害(投与初期6カ月以内に多い)が現れることがあるので、投与初期6カ月間は定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察する。 その後も連用中は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。 また、肝障害とともに急激な意識障害が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、直ちに適切な処置を行う。 6.連用中は定期的に腎機能検査、血液検査を行うことが望ましい。 7.尿素サイクル異常症が疑われる患者においては、本剤投与前にアミノ酸分析等の検査を考慮し、なお、このような患者では本剤投与中は、アンモニア値の変動に注意し、十分な観察を行う。 8.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。 (相互作用) 1.併用禁忌:カルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン<カルベニン>、メロペネム水和物<メロペン>、イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム<チエナム>、ビアペネム<オメガシン>、ドリペネム水和物<フィニバックス>、テビペネム ピボキシル<オラペネム>)[てんかんの発作が再発することがある(バルプロ酸の血中濃度が低下する)]。 2.併用注意: 1).バルビツール酸剤(フェノバルビタール等)[バルプロ酸の作用が減弱、バルビツール酸剤の作用が増強することがある(バルプロ酸の血中濃度が低下し、また、バルビツール酸剤の血中濃度を上昇させる)]。 2).フェニトイン、カルバマゼピン[バルプロ酸の作用が減弱、併用薬剤の作用が増強又は減弱することがある(バルプロ酸の血中濃度が低下し、また、併用薬剤の血中濃度を上昇又は、低下させる)]。 3).エトスクシミド、アミトリプチリン、ノルトリプチリン[併用薬剤の作用が増強することがある(併用薬剤の血中濃度を上昇させる)]。 4).クロバザム[バルプロ酸の作用が増強されることがある(機序は不明であるが、バルプロ酸の血中濃度が上昇する)]。 5).ラモトリギン[併用薬剤の消失半減期が約2倍延長するとの報告がある(肝におけるグルクロン酸抱合が競合する)]。 6).ロラゼパム<注射剤>[併用薬剤の消失半減期が延長することがある(肝におけるグルクロン酸抱合が競合する)]。 7).ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム等)、ワルファリンカリウム[併用薬剤の作用が増強することがある(遊離型の併用薬剤の血中濃度を上昇させる)]。 8).サリチル酸系薬剤(アスピリン等)[バルプロ酸の作用が増強されることがある(遊離型バルプロ酸濃度が上昇し、また、バルプロ酸の代謝が阻害される)]。 10).クロナゼパム[アブサンス重積<欠神発作重積>が現れたとの報告がある(機序は不明である)]。 (高齢者への投与) 1.本剤は、血漿アルブミンとの結合性が強いが、高齢者では血漿アルブミンが減少していることが多いため、遊離の薬物の血中濃度が高くなる恐れがあるので、用量に留意して慎重に投与する。 2.てんかん患者においては、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、てんかん重積状態が現れやすいので慎重に投与する。 3.片頭痛発作の発症抑制に対する高齢者における安全性及び有効性については、現在までの国内外の臨床試験で明確なエビデンスが得られていない。 (妊婦・産婦・授乳婦等への投与) <片頭痛発作の発症抑制> 1.妊婦又は妊娠している可能性<片頭痛発作>のある女性には、投与しない。 <各種てんかん及びてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病及び躁うつ病の躁状態の治療> 2.妊婦又は妊娠している可能性<てんかん・躁病及び躁うつ病>のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。 3.妊娠中<てんかん・躁病及び躁うつ病>にやむを得ず本剤を投与する場合には、可能な限り単剤投与することが望ましい[他の抗てんかん剤(特にカルバマゼピン)と併用して投与された患者の中に、奇形児を出産した例がバルプロ酸ナトリウム製剤単独投与群と比較して多いとの疫学的調査報告がある]。 <効能共通> 4.二分脊椎児を出産した母親の中に、本剤の成分を妊娠初期に投与された例が対照群より多いとの疫学的調査報告があり、また、本剤の成分を投与された母親に、心室中隔欠損等の心奇形や多指症、口蓋裂、尿道下裂等の外表奇形、その他の奇形児を出産したとの報告がある。 また、特有の顔貌を有する児(前頭部突出、両眼離開、鼻根扁平、浅く長い人中溝、薄い口唇等)を出産したとする報告がみられる。 5.妊娠中の投与により、新生児に呼吸障害、肝障害、低フィブリノゲン血症等が現れることがある。 6.妊娠中の投与により、新生児に低血糖、退薬症候(神経過敏、過緊張、痙攣、嘔吐)が現れるとの報告がある。 8.海外で実施された観察研究において、妊娠中にバルプロ酸ナトリウム製剤を投与された母親からの出生児508例は、当該製剤を投与されていない母親からの出生児655,107例と比較して、自閉症発症リスクが高かったとの報告がある[調整ハザード比:2. 9)]。 9.動物実験(マウス)で、本剤が葉酸代謝を阻害し、新生仔先天性奇形に関与する可能性があるとの報告がある。 10.授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行することがある]。 (小児等への投与) 1.低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。 2.片頭痛発作の発症抑制に対する小児における安全性及び有効性については、現在までの国内外の臨床試験で明確なエビデンスが得られていない。 (過量投与) 1.症状:誤飲や自殺企図による過量服用により意識障害(傾眠、昏睡)、痙攣、呼吸抑制、高アンモニア血症、脳水腫を起こした例が報告されており、外国では死亡例が報告されている。 2.処置:過量投与時、意識の低下、嚥下反応の消失がなければ早期に胃洗浄を行い、下剤、活性炭投与を行い、尿排泄を促進し、一般的な支持・対症療法を行い、また必要に応じて直接血液灌流、血液透析を行う(ナロキソンの投与が有効であったとする報告がある)。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (その他の注意) 海外で実施されたバルプロ酸ナトリウム製剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0. また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1,000人あたり2. 4人多いと計算されている。 (取扱い上の注意) 1.貯法: 1).気密容器(開封後防湿)。 2).本剤は吸湿性が強いので、服用直前までPTPシートから取り出さない。 また、保存に際してPTPシートを破損しないよう留意する(本剤をPTPシートから取り出し一包化調剤することは避ける)。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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