海遊館と名古屋港水族館は、 それぞれにテーマや、力を入れている分野が違いますので、 何を見たいかによって選ぶべきでしょう。 海遊館は、環太平洋火山帯をテーマにしており、 太平洋をグルリと一周するような形で、 各海域の環境を再現した水槽が並んでいます。 よく繁殖しているコツメカワウソやラッコの飼育規模は国内最大級ですし、 中心となる太平洋水槽には、 有名なジンベエザメやマンタ以外にも、 飼育が難しくてなかなか水族館で見られないイタチザメや、 世界で唯一飼育に成功したイトマキエイなど、 特に大型のサメ・エイ類の仲間が充実しています。 最近ではカマイルカの赤ちゃんが生まれましたし、 スナメリの特別展示も行われています。 スナメリは、欧米では恐らく飼育されていませんので、 それらの地域から来た方にとってはとても珍しいでしょう。 またクラゲの仲間の展示でも、 全国屈指の充実ぶりを誇ります。 また海遊館の構造的な特徴として、それぞれの水槽がとても深く、 下へ降りていくに従って、 陸上部・水面付近・海底はそれぞれ観察できる点があります。 一見同じ水槽でも、よく見ると、 場所によって全く別の生物がいたりして興味深いものです。 一方、名古屋港水族館は、南極への旅をテーマとしており、 日本から赤道、オーストラリア、南極へと向かう形で、 各海域の環境を再現した水槽が並んでいます。 その中で、名古屋港水族館の目玉となるのは、 アドベンチャーワールドと並んで国内で最も充実しているであろう、 ペンギンの仲間の展示です。 コウテイペンギンやヒゲペンギンなどは、 世界的にも飼育している施設は少ないはずです。 また、ウミガメの繁殖研究にも非常に力を注いでいます。 そして、大きなプールを持つ北館には、 シャチやシロイルカなどのイルカの仲間が飼育されています。 太地町から購入したシャチは、 少し前に搬入されたばかりなので、 まだショーに参加しているのかどうかは分かりませんが。 いわゆる水族館の人気者がバランスよく揃っているのが海遊館で、 小さい生物でも個別に細かく展示しているのが名古屋港水族館、 という見方もできるでしょう。 水槽の大きさでは海遊館の方が圧倒的に巨大ですが、 名古屋港水族館は屋外に、シャチを飼育するための、 巨大なプールを擁しています。 どちらも甲乙つけがたいですし、 できれば、その外国の友人の方に、ある程度好みなんかを聞いて、 行き先を決めればいいんじゃないかと思います。
次のThe well preserved and ancient fossil of a Coelacanth fish displayed on a limestone slab. 出典:123rf シーラカンス目の 化石は世界中で発見されている。 この化石は、かなり保存状態が良く、また、丁寧に展示されています。 26種に分類され、古くは淡水域や浅い海に生息していたことがわかっているが、2種を除き絶滅したと考えられている。 現在は南アフリカのコモロ諸島、タンザニア沖、インドネシアのスラウェシ島周辺で生息が確認されている。 水深200〜700メートルのところで暮らす深海魚である。 大きさ 大きめの人間くらいある。 体長180〜200cmくらいまで、体重90〜100kg弱くらいまで成長する。 絶滅種では、現存する種と体高や体型が異なる種もあり、復元したら全長3メートル程になった種もある。 かなり迫力の大きさなのだ。 手足の様なヒレ 出典:123rf シーラカンスには、他の魚に見られない幾つかの特徴がある。 あの個性的な容貌を形成するヒレは8枚あり、その内の6枚は鱗で覆われた筋肉質の柄を持っているのだ。 これは、 両生類の前足と後ろ足の原始的な形を思わせ、ハイギョとともに四肢動物の進化を知る手がかりとして研究対象になっている。 背骨はなく、油に似た液体が詰まっている脊柱が背骨の役割を果たしており、その他の骨もほとんど軟骨でできている。 肋骨も無く、体表の鱗が体内を保護していると考えられる。 体内の浮き袋には、空気の代わりに脂肪が入っている。 気体だと水圧に耐えられない為らしい。 また、シーラカンスには退化した肺があることが確認され、シーラカンスの祖先は、肺呼吸をしていた可能性があることがわかっている。 あと、脳みそは小さい。 餌の食べ方は大雑把なタイプ 魚や無脊椎動物を餌として食べるのだが、シーラカンスは動きがゆっくりなので、岩陰などで漂いながら獲物を待ち、近くに来たらその大きな口を開けて丸呑みする。 研究の為に解剖された個体からは、 50cm近いアナゴとかサメが3体が丸ごと入っていたそうだ。 脳みそが小さくて動きが遅くても口が大きく開けば獲物にありつける環境だったということなのか。 ちょっとぐうたらな魚らしい。 母は大変 卵胎生。 卵は体内で孵化する。 卵は結構大きく、4cmくらい。 それが30個も入っていた雌が確認されている 体内で孵化後、 30〜40cmまで育ってから産むらしいからお母さんは大変だ。 寿命 シーラカンスの群れを21年間観察した研究チームの試算によると、寿命はおよそ103年となった。 それだけではない。 その間、姿がほとんど衰えないという、 美魔女も羨む 不老長寿魚なのだ。
次のこんにちは、海の生物が大好きなしずくです。 マンタはエイの仲間ではありますが、その 珍しさは歴然の差! エイは(種類を問わなければ)どの水族館でも見られますが、マンタはなんと今や 日本では2か所の水族館でしか見ることが出来ないのですからっ・・・!!! (注:しずくはエイも大好きです) もし他の水族館も今でも見られるよーって知っている場合は情報を求む>< 記・2017. マンタのいる貴重な水族館はここだけ! 日本で現在マンタのいる水族館は、東京都のアクアパーク品川と、沖縄県の美ら海水族館だけです! 激レアですよね・・・。 これまですべてのマンタが「オニイトマキエイ」と呼ばれてきましたが、別種であることが2009年12月に分かりました。 (見た目はそっくり) マンタ見ました!!!【アクアパーク品川】 わたしは本当に運がよかった。 偶然品川に行って 偶然友達に「割引券あるから水族館行かなーい?」と誘われ、 偶然にもマンタを拝むことができたのですからー! 大きなナンヨウマンタが1匹、トンネル型水槽を他のエイたちと共にゆったり泳いでるのをわたしはこの目でしかと見ました。 土曜の夜という混雑で、終電も間近・・・す~っとナンヨウマンタは行ってしまい、シャッターチャンスを逃しました。 もっかい行かせて・・・!!?(泣) まぁいいです、友達には「マンタはここと沖縄の水族館にしかいないんだよ」とアピールしておきましたから。 それは、 世界で唯一ナンヨウマンタの繁殖に成功しているということです!!世界でですよ??(゜o゜;;) ナンヨウマンタはオニイトマキエイと共に絶滅危惧種に指定されています。 オニイトマキエイは大体6mくらいになるのでナンヨウマンタより大きいですね^^ では、そのオニイトマキエイのこれまで確認されている最大の大きさは・・・? マンタの最大の大きさは9m! オニイトマキエイの最大の大きさは、9mにもなります!つまりマンタで最大の大きさは9mってこと。 (横幅の大きさです) マンタが人気なのは、やはりその大きさもあるんでしょうね。 見た目も格好良いし、大きさも大きいほど魅力的に見えますよね^^ エイと近縁のサメで大きさを比べてみると、ジンベエザメは20m超え・・・は、まぁ別格として。 人を襲うので有名なホオジロザメは大きなサメですが、せいぜい4~5mくらいです。 そう考えると、最大のサメ兼最大の魚類であるジンベエザメと、最大のエイであるマンタを同時に泳がせている美ら海水族館は素晴らしいところですよねぇ・・・! ロマンのかたまりの水族館ですね^^ (水族館にいるのはナンヨウマンタだけど) さて、最大のエイであるマンタは一体何を餌にしてそんな大きさを維持しているのか、気になりませんか?? クイズ「マンタの餌は何!?」 1、やっぱり小魚 2、自分より大きな魚 3、小さなプランクトン マンタはこんな小さな餌を食べてる。 なぜだと思いますか?? それは、 プランクトンが地球上でも非常に(最も)多い生き物だから。 それでもそんなに食べ過ぎたら減っちゃうじゃない><?という心配もいりません。 プランクトンは小さな弱い生き物なので、その「数」で生き残るという方式をとっています。 つまり、もともと個体数もものすごく多い。 それに加えて、 減ってもすぐに数を増やせる。 繁殖能力が高いんですね! それに・・・あそこまで体の大きなマンタなどが いちいち餌を取ってたら大変ですよね(笑) シャチやマッコウクジラなど、わざわざ戦って餌をとるスタイルの生き物がいる一方、マンタやジンベエザメ、ヒゲクジラなどはプランクトンを食べることで生き残ることにしたのでしょう。 ・・・というように、自然の生き物のバランスは上手い具合に取れているものなんです。 「人間さえ過剰に手を出さなければ!!!」 マンタは人間は餌にしない…? 自然をほろぼす人間なんて餌にしちゃえ! ・・・ってことはありません。 マンタは人間を餌にすることはありません。 マンタの口の大きさは結構なもので、人間も入るかと思いますが、マンタには歯らしい歯はありません。 (他のエイには貝を砕けちゃうほどの歯があったりするのに。 ) なんかざらざら?した歯のようなものがあるだけなんですよ。 しかもエイの最大の攻撃、毒針すらないんです!どんだけおっとりを貫くんだマンタ~。 マンタには毒がない!エイなのに… エイで一番気をつけなきゃいけないのがそう、 毒針ですよね! しっぽについている尖っている針が危険な毒針で、長靴や胴長を履いていても気をつけなきゃいけない存在・・・本当にやっかいです;; ですが、 その毒針が・・・、毒そのものが、マンタにはない! ナンヨウマンタもオニイトマキエイも一緒です。 これはダイビングでも一緒に泳ぎたいと、人気者になる訳ですね!毒もないし人間を餌にもしないのですから・・・。
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