鎖骨 まっすぐ。 【第21回】鎖骨体操&ストレッチ

なぜ鎖骨が出ない?理由ときれいなくぼみを手に入れる方法を解説!

鎖骨 まっすぐ

バイクは、ぼくを残して20~30メートル先まで勢いよく滑っていった。 「慣性の法則」というめったに使わない言葉が頭をよぎる。 立ち上がってみると、右腕がぶらーんと垂れ下がったままだ。 あらやっちゃった。 動かそうと試みると、胸と右肩をつないでいる鎖骨あたりが、千枚通しをザクザク突き刺しまくられるハードプレイ。 これは確実に折れてますな。 周囲を見回すとなんたるラッキーか、「整形外科」の看板を掲げた立派なたたずまいの病院が距離100メートルの所にある。 腕をぶらぶらさせながら歩いていき、受付のお姉さんに「骨が折れたと思うので診てください」とお願いすると、待ち時間なくレントゲン室前のソファへと招かれる。 座ってると、分刻みで鎖骨の激痛が増していく。 背中を猫みたいに丸めてないと辛い。 粘度100%のネバネバした脂汗が顔に吹き出す。 グラップラー刃牙の好敵手・花山薫の「握撃」にやられたら、きっとこんな感じに違いない。 掴んだだけで相手の骨や筋肉を破壊するヤツね。 診察室に呼ばれ、医師がレントゲン写真を見せてくれる。 鎖骨がグニャっとV字に折れている。 すると、どこからともなく満面に笑みを浮かべたおじさんが現れて、「こうやっといたら楽になるんよ」とか何とか言いながら、前ぶれもウォーミングアップもなく、背骨を軸に肩を後ろにぐいいっと反らせた。 バキバキバキと音を立てる鎖骨! 突然の攻撃に抵抗しようもない。 あううううと為すすべもなく身を任せること3秒。 「どうで? 」と尋ねられる。 するとどうだ。 さっきまで上半身をヒザに着くまで折り曲げて耐えていた痛みが、バキバキ後は直立していても平気である。 荒療治の予告なく、いきなりコトにかかるタイミングといい、こっちを油断させる笑顔といい、これが柔道整復師のテクニックか。 再びレントゲン室に戻って撮影。 数分前までV字にひん曲がっていた部分が真っすぐになっている。 すごいなこのイリュージョン! 次に、鎖骨バンドと呼ばれるコルセットを、ぎゅーっと背中を反らすように締められる。 折れた骨が重なって短くくっついてしまわないための器具だ。 当面は、昼夜問わず睡眠中も外してはいけないらしい。 当然ですね。 しかし、駆け足くらいなら骨の断面を刺激して、逆に早く治癒するだろうと独自の解釈をし、事故の翌日から走りはじめる。 右手がぶらぶらしてジャマなので、輪っかにしたウエストポーチを首から下げ、前腕を乗っけて走る。 着地するごとにギュンギュン痛み、1キロ走るのに12分もかかる。 年末までは絶好調だったのにさあ。 キロ4分30~45秒ペースの21. 1km走を週3度はこなし、近来マレにみる仕上がりだったのだ。 それなのに今や青息吐息でキロ12分。 骨折そのものよりこっちがショックだよ。 この冬は徳島では珍しく積雪が多い。 凍結道でコケて怪我したもんだから、薄く雪がついただけの地面が恐くてしょうがない。 歩くより遅いペースだから雪を振り切ることができず、体温も上がらず、頭に肩にと雪が降り積もっていく。 雪だるまのようになってノロノロ走る。 そして折れた骨の先端がぴょこ~んと皮膚を尖らせている。 皮膚の表面はタテ20cmほど内出血で紫色に変色している。 骨折の修復にはこの血が必要なのだ。 骨のすき間をまず血が埋め、そこに骨芽細胞が増殖する。 細胞に石灰分が沈着し、いったん仮骨をつくる。 骨の表面を覆う骨膜がこのとき太さを増す。 やがて破骨細胞という本家が登場し、仮骨を吸収して、元どおりの形状に調えていくのだという。 なんとよくできた仕組みではないか。 それと当日はそうでもなかったのに、翌朝から寝床から起き上がる動きをしたり、息を深く吸い込むと、胸部がひどく痛みだした。 後にわかるが、みぞおち近くの肋軟骨も折れていた。 アバラ骨は、肺に刺さるほどひどく折れてなければ保存療法を行う。 つまり放っておくだけだ。 転倒した日から1週間後にレントゲンを再撮影すると、整復師さんにボキボキッと入れてもらった骨が、大幅にズレていた。 ナナメに割れた骨が上下にズレて、かろうじて部分的にくっついている。 安静に過ごさなければならない最初の1週間で、アホみたいに走ったアホな結果である。 そんなに早くランニングを再開させたいなら、手術をして骨を固定したら1週間ほどで復帰できるとのこと。 しかし手術の工程を聞くほどに、怖さで股間がキューンと縮み上がる。 ムリです、ムリです。 あたしは歯科技工士さんに歯の掃除をしてもらうだけで意識を失いそうになるほどの小心者です。 お願いです。 手術だけはムリですと、打ち捨てられた仔犬のような目をして診察室から逃げ帰る。 走るのはあきらめる。 かといって、まったく運動をせずには生きていられない。 10年以上、少ない日でも10kmは走ってきた。 その分の消費カロリーのマイナスがなければ、どんどんデブっていく。 朝のウォーキングと通勤往復あわせて20km歩くことを日課とする。 時間にすると約4時間。 ランニングでは絶対に入っていかない住宅街の中や、田んぼの畦道や、漁港や工場地帯をずいずいと歩く。 走っていると気づかないきれいな庭を眺めたり、早朝から海苔を乾かしたり、橋脚の土塁を築いたりと、働く人たちを観察するのも楽しい。 歩くのもそう悪くない。 しかしさすがに毎日4時間は長く、時間を持て余しすぎるので、ラジオを聴きながら歩くことにする。 朝からラジオを聴くなんて何年ぶりだろか。 たまたま周波数があった音質の良い放送局の番組を聴き流していると、どうやらNHKのようだ。 アナウンサーの男性の喋りが尋常なくうまい。 ささいなエピソードを膨らませ、人間心理の微細をとらえたコメントをはさみながら、最終的にはクスッと笑えるオチで締める。 軽妙洒脱で、頭の回転早く、クセのあるゲストの投げる変化球を次々と打ち返す。 声質は実にシブく、天然のバリトンボイスが耳に心地いい。 AMラジオの朝の番組の担当というのは、NHKアナウンス部の序列では下の方にいる人なんではないだろうか。 それなのにこの才能のきらめき。 日本じゅうの皆さん、薄暗いラジオブースの片隅に凄い人がいますよ! と興奮しながら聞き惚れていると、CM明けに「麒麟の川島がお送りしています」と言う。 うらぶれた地方局出身で、学閥から外れた若ハゲの実力派アナウンサーと勝手に想像していたら川島かよ~! その番組は「すっぴん」といい、朝の8時05分から始まる。 月曜から金曜までの帯番組であり、毎日メインパーソナリティが交代する。 月曜は劇作家の宮沢章夫、火曜がタレントのユージ、水曜はロックスターのダイヤモンドユカイ、木曜が麒麟の川島明、金曜に作家の高橋源一郎と、おいおい、いったいどういう人選をしてるんだという顔ぶれ。 朝っぱらからRED WARRIORSのダイヤモンドユカイが、ゲストに招いたBOWWOWの山本恭司と、ビートルズの「Something」をギターと生歌セッションしてる。 なんなんだNHKラジオ第1よ、斬新すぎるぞ。 昭和30~40年生まれ世代にはまさにプレイバック青春。 ヤンタン、ヤンリク、パワフル、オールナイト2部から歌うヘッドライトまで徹夜し、鼻ちょうちん作って登校してた深夜放送世代である。 あの時代の空気感が、毎朝再現されているとは知らなんだ。 昨今のメディアは、不倫暴露系の週刊誌がもてはやされたり貶されたり、SNSはしょっちゅう炎上してギスギスが日常。 反対にテレビは自主規制だらけでつまんない。 そのなかで、いまだにラジオは人間味に溢れていて、そこそこ過激発言もシモネタも許されてるんですね。 人生1周まわってラジオ好きに戻りそうだ。 こんな風に、走れない日々をラジオに慰められた。 遠回りすればよいものを、何の気なしにエイッと飛び越し着地した瞬間、脳天まで電流が貫いた。 ううう、骨が外れたー! くっつきかけていた鎖骨がバーンと外れたに違いない。 痛さが限度を越して、目の前が暗くなり、吐き気をもよおす。 手足の体温が氷みたいに下がり、全身に悪い汗を噴き出しながら、やっとの思いで自宅にたどり着く。 翌週、おそるおそる撮ったレントゲン写真では、鎖骨は順調にくっついていた。 ほっとひと安心。 ところが、事故直後に折れた形跡がなかった背骨の脇のアバラ骨がポッキリ折れていて、骨の幅の半分ほどが天地にズレていた。 その骨の上下2骨にもヒビが入っていた。 元々入っていたヒビが、用水路ジャンプでバキンと折れたようだ。 新たに3本追加。 当初から骨盤の端っこも欠けていたので合計7本。 もう骨折にもずいぶん慣れ、どれだけ折れても大したコトのように思わなくなった。 あまりにあちこち折れすぎているので、骨が弱すぎるのではないかと、骨粗しょう症の検査を命じられる。 DXA デキサ という最新のX線マシンは、腰椎や大腿骨の頸部の骨密度を正確に測定できるという。 結果は同年代の平均値より20%ほども骨密度が低いと判明し、活性型ビタミンD3製剤を処方される。 完全にジジイへの階段を登っています。 車に乗ろうとしても風で開いたドアを閉められない。 左手で洗濯物を持つと、右手で洗濯バサミが開けられない。 洗濯物を干すには両手が必要なのだと知る。 世の中にあるほとんどのモノが、右利き用に作られているのを実感する。 ドアも、押しボタンも、文房具も、調理具も、みーんな右利き用なんだね。 左利きの皆さんは慣れっこだろうけど、実に不公平ではあるね。 一方で、今まで眠っていた左手の技能が飛躍的に向上する。 文字を書いたり、箸を使った食事は2週間くらいで慣れてきた。 左腕の背後に回した際の、手が届く範囲が20センチほど広くなった。 コルセットを付け替える際に、左腕で背中の着脱部分を締める。 最初は指先が届かず10分間ももたついていたが、一瞬でできるようになった。 人は、何かを失えば何かを得られるのである。 左右どちら側とも寝返りをうてば鎖骨の断面がズレてしまう。 常に仰向けで、まっすぐ天井を向いてないといけない。 といってもいったん眠り込んでしまえば、身体は勝手に寝返りをうつ。 その瞬間にゴキィと痛みが走り目が覚める。 寝返り予防のために、身体の両側にまくらを3個ずつ並べて、身動きをとれないようにする。 こんなに寝にくそうな体勢にも関わらず、毎晩布団に入った瞬間、コトンと眠りに落ちてしまう。 そして夢すら見ないほど朝までぐっすりと深く眠り、目覚めた瞬間から今日やるべきことを考える。 怪我する前はひどい不眠症体質で、1時間以上続けて眠れなかった。 朝起きるとドーンとした重い疲労感から、なかなか起き上がれなかったほどだ。 怪我して、走るのをやめて、歩きまくって、寝まくったら、何年間もつづいた疲労感が完全に抜け落ちた。 人は、何かを失えば何かを得られるのである。 みやすのんき著「驚異の大転子ウォーキング」を参考書にした。 著者はサブスリーランナーであり、また漫画家として人体の観察能力に長けていて、ウォーキングの固定概念を完全否定しながら、理にかなった歩き方を指南している。 振り出した脚の動きや着地、体重の乗せ方、遊脚の考え方は、そのままランニングに応用できる。 右半身があまり使えないことが幸いしている。 ぼくは元々、ランニング中に左側の腕振りや着地が弱くて、左右バランスの悪い走り方をしていた。 この機会に左半身を使えるよう改造するのだ。 2週間後の海部川風流マラソンにエントリーしている。 今回は第10回の記念大会である。 第1回大会から皆勤を続けているので、なるべく棄権したくない。 歩いてでも完走しよう。 海部川マラソンは制限時間が6時間だから、時速7kmペースで歩けば6時間で42km進む。 余った195mはちょこちょこ走って縮めればいい。 時速7kmペースとは、キロ8分34秒ペースである。 歩きとしては相当なハイペースだ。 試しに早歩きしてみると、どんなに脚を動かしてもキロ8分50秒しか出せない。 キロ4分ペースを50kmも続ける競歩の選手たちって、どういう鍛錬をしてるんだろうね。 練習では1時間に6. 5kmしか進めないが、いざレースになれば脳からアドレナリンが出る。 運動能力も一時的に上がり、時速7kmに近づくんではないだろうかと淡く期待する。 関門に間に合わなさそうな時だけ、ごまかして走ろう。

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鎖骨が埋まってる!きれいな「鎖骨のくぼみ」を取り戻すストレッチ3選

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鎖骨は、骨がくっきりと浮かび上がっていればキレイだと思われがちですが、実はそれ以上に大切なのが、鎖骨のラインなんです。 みなさんは、鎖骨のラインが横一線かV字かで、見た目の印象を大きく左右するって知っていましたか? 気になるV字鎖骨を横一線に整えるエクササイズを、モデルボディメイクトレーナーの佐久間健一さんに教えてもらいました。 V字鎖骨の人は要注意! 見た目印象をダウンさせているかも!? 理想的な鎖骨のラインは"横一線に並ぶ"こと。 なぜこの状態が理想なのかというと、横一線の鎖骨が作られる条件として、「姿勢がよく身体のラインがまっすぐなこと」が挙げられるからです。 逆に、V字に引き上がった鎖骨は、上半身のバランスが崩れていることを表し、「強そう」「怖そう」「近づきづらい」といった印象を与えやすく、見た目にも悪影響を与える可能性が...。 さらに、鎖骨は非常にストレスに敏感な骨で、寒さなどでもV字に引き上がると言われるため、この時期はとくに注意が必要です。 V字鎖骨解消! 鎖骨美人エクササイズ 1. イスに座り背すじを伸ばします。 腕を身体の後ろに回し、ひじ同士をつかんで腕を組みます。 肩の位置を変えないように注意しながら、首をゆっくりと左右交互に合計20回傾けます。 このエクササイズを行うと首や肩の前がストレッチされるため、鎖骨を埋もれさせてしまうのを防げます。 また、首まわりの筋肉が伸びと縮みを繰り返すことによって筋肉の柔軟性が上がり、姿勢が改善されていきます。 これらの効果によって見た目の美しさがアップし、鎖骨の形も美しい横一線のラインに! 本物の鎖骨美人を目指して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 お話を伺ったのは... 佐久間健一さん ボディメイクトレーナー。 ボディメイクスタジオ「CharmBody」代表。 パーソナルトレーニングによるダイエット指導や芸能事務所と提携しタレントやモデルなどのボディメイク指導を行う。 モデルを中心に年間4000件以上のボディメイク実績を持つ。 また、個人によりその効果は異なります。 ご自身の責任においてご利用ください。

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埋もれた鎖骨を横にまっすぐ出す方法

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com 色気のある女性だなあ、と感じる人を見る時、あまり意識をせずとも色気のある女性だと感じてしまうのは、色気のある女性が自分の魅せ方をきちんとわかっているからでもあります。 そんな色気のある女性は、共通して鎖骨、デコルテがとても綺麗であることをご存知ですか? 色気のある女性は鎖骨が綺麗であることを頭に入れながら、今まで感じてきた色気のある女性、芸能人などを思い浮かべてみると、鎖骨がそこまで綺麗ではない人も中にはいるかもしれませんが、色気のある女性には鎖骨が綺麗である人の方が多い事がおわかりいただけるかと思います。 色気のある女性になりたいのならば、品なども確かに大事ではありますが、外見も伴っていたほうがより色気のある女性になれますので、今回は色気のある女性を目指すために綺麗な鎖骨、デコルテについて学んでいきましょう。 com 鎖骨の形って、実は人によって違うんです。 綺麗な鎖骨の条件とは「まっすぐに伸びた鎖骨」「手を前ならえした時にくぼみに指3本分が第一関節まで入る」といった条件なのですが、中にはくぼみすらできない人もいるかもしれませんね。 そして人によってはV字型の鎖骨でだったり、八の字型の鎖骨である場合もあるでしょう。 Vや八の字型の鎖骨の人は、姿勢が悪かったり猫背である可能性が高いです。 また、くぼみができない人と言うのは肩やデコルテ付近の筋肉がこっている可能性があります。 鎖骨が埋もれてしまっていると、色気のある女性になりづらくなる他にも、顔がむくんだり呼吸が浅くなる、肩こりがおこるなどの弊害も出てきますので、色気のある女性うんぬんがなくても鎖骨は綺麗に保っていたほうが良い事がわかります。 色気のある女性になるための鎖骨マッサージ.

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