精神 安定 剤 と は。 精神安定剤 を大きく分類すると?【抗精神病薬】

精神安定剤(抗不安薬)の副作用は勉強や仕事に悪影響があるのだろうか

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ベンゾジアゼピン系精神安定剤(代表的な精神安定剤 左から、、、) 精神安定剤(せいしんあんていざい、Tranquilizer)は、現代的な呼び方ではに相当するの一種である。 当初トランキライザーの語がに有効な薬を指して使われ、1958年には 静穏剤の訳語も紹介された。 1960年代にの薬剤が登場しトランキライザーと呼ばれるようになり 、次第にの不安に有効なものを マイナートランキライザー、抗精神病作用のある薬をメジャートランキライザーと呼ぶようになった。 古い呼称であり現在では、トランキライザーやマイナートランキライザーではなく、メジャートランキライザーではなくと呼ぶことが一般的である。 またこれらが登場する1950年代半ばまでは、精神医療の薬物療法としては使われたのは、もっぱら、である。 これらの薬は脳に直接作用する特徴をもつ。 医師の処方箋無しでは入手できない。 また、及びにより厳しく規制されている。 また、これらの薬は乱用すれば、依存や正常な脳に非可逆的なダメージを与えることになる。 用語の歴史 [ ] チバ社のF・F・ヨンクマンがこのトランキライザーという用語を造語し 、の作用をあらわすのに1939年に用いた。 カーターウォレス社で筋弛緩薬の研究を行っていたフランク・バーガーが鎮静作用の強い物質を発見し、トランキライザーの用語を用いた。 1950年代後半に入ってのなどがトランキライザーとして登場した。 諸外国では1950年代にやバルビツール酸系しかなかった当初はこれらをトランキライザーと呼んだ。 日本でもそうした薬剤はトランキライザーとして紹介された。 1958年、薬理学者のらが『トランキライザー-静穏剤』 を出版し、静穏剤と訳した。 1960年代にの薬剤が登場しトランキライザー(精神安定剤)と呼ばれるようになり、対比するように、抗精神病薬はメジャートランキライザーと呼ばれるようになった。 アタラシックも精神安定剤とほぼ同義の言葉である。 抗精神病作用のある薬をメジャートランキライザー、の不安に有効なものをマイナートランキライザーと呼ぶようになった。 歴史 [ ] 1950年代ごろから、アメリカでは精神障害だけでなく、トランキライザーは市販され家庭の主婦向けにも販売されていた。 1955年にはアメリカでがミルタウンやエクワニルといった商品名で販売され「トランキライザー〔〕」として反響を呼び大衆のブームとなる。 ミルタウンの出現に目を付けたスイスの社はそうした薬の開発を指示しており、1957年のの発見につながり、これは初ののトランキライザーであり、1960年2月にリブリウムの名で発売された。 1957年初頭に日本でも販売されるようになった。 それはメプロバメートでありアトラキシン、またエリナ、ハーモニンなどの商品名で約20種類が市販された。 1960年代初頭には異なるトランキライザーとして、クロルジアゼポキシドがコントール、バランスという商品名で発売された。 これらは「トランキライザー〔〕」として、数多くの新聞広告がなされ、日常のストレスを軽減する、作業能率を上げるなどと宣伝された。 世界保健機関による薬物の専門委員会の1957年の、報告書でも静穏剤(Traquilizing Drug)、アタラシックなどが非常に急速に使用量が増えて、と似た離脱症状が生じているという報告がなされている。 メプロバメートは、アメリカでは1956年、日本でも1959年には依存性の警告がなされ、医療機関では使用を控えるようになる。 1959年に厚生省保険局が乱用や依存の危険性のため、メプロバメートを「使用制限通牒」の対象としたが、一般の新聞などでの警告記事はなく医療関係者以外には伝わらなかった。 新聞でも1965年には、を引き起こす「精神安定剤〔〕」の常用について喚起されることも起きてきた。 睡眠薬の乱用が問題になり、1961年には薬事法によるの指定が行われ、メプロバメートなど一部が指定された。 イソミンという睡眠薬の成分に催奇形性があることから1962年に厚生省が製造販売の中止を勧告するなど、国内外で医薬品の副作用が社会問題化し、日本では1967年に医療用医薬品の一般広告を禁止した。 1971年の中央薬事審議会の医薬品安全対策特別部会にて、などへの注意事項の追加を決定し、メプロバメートなど含む精神安定剤21種類に対して、服用によって注意散漫となるため「自動車の運転など危険を伴う機械操作につかせない」といった記載がなされるようになった。 先の習慣性医薬品の措置は形骸化しており、処方箋や医師の指示が必要という不明確な通達のためであり、1970年代の国会でもいまだ青少年による乱用について話し合われ、1971年にもメプロバメートはいまだ市販状態で手に入った。 これについて新聞でも記事が書かれ、1971年12月27日に、厚生省は精神安定剤すべてを指定医薬品に指定した。 ロシュ社は1963年には別のベンゾジアゼピン系であるをヴァリウムの商品名で市場に出した(日本ではセルシン、ホリゾン)。 ベンゾジアゼピンは1960年代のアメリカでもっとも処方される薬剤となり、1969年には姉妹商品のリブリウムの売り上げを追い越し1位となった。 次第に乱用や、離脱症状による依存の問題が明らかとなり、1980年にはヴァリウムは処方された医薬品の32番目まで低下した。 乱用のおそれのある物質を管理下に置く目的の、1971年の国際条約であるには、日本は1990年に批准しており遅れた理由は条約の付表III-IVの規制の難しさである。 条約の付表III-IVは、バルビツール酸系やベンゾジアゼピン系が多く含まれる。 その後に欧米では1970年代にベンゾジアゼピン系の薬剤の依存性が問題になり、が売り出された。 イギリスでは、1988年にはすべての臨床医に対して、ベンゾジアゼピン系を4週間を超えて使用すべきではないというガイドラインが送られた。 2011年には、イギリスの「望まないトランキライザー依存の超党派議会」 All Party Parliamentary Group on Involuntary Tranquilliser Addiction:APPGITA は、約150万人がベンゾジアゼピンに依存していると推定している。 BBC が取り上げた一人の男性は、トランキライザーのベンゾジアゼピンを8歳の時に処方され、50歳となった今も薬を中断した際の症状のため、薬をやめることができないことを取り上げている。 メジャートランキライザー [ ]• 385. , p. Harold E. Himwich 編集『トランキライザー-静穏剤』東京大学薬理学教室静穏剤研究グループ訳、医歯薬出版、1958年。 エドワード・ショーター『精神医学の歴史』木村定 翻訳 、青土社、1999年10月、300頁。 、A History of Psychiatry: From the Era of the Asylum to the Age of Prozac, 1997• 386. 、A History of Psychiatry: From the Era of the Asylum to the Age of Prozac, 1997• , pp. 386-387. , pp. 388-390. 1957 pdf. Report. World Health Organization. 9-10. 391. 393. , p. 392. 394. , pp. 393-394. 松下正明 総編集 『薬物・アルコール関連障害』編集:牛島定信、小山司、三好功峰、浅井昌弘、倉知正佳、中根允文、中山書店〈臨床精神医学講座8〉、1999年6月、118-119頁。 BBC. 2015年10月15日閲覧。 BBC Radio 4. 2015年10月1日閲覧。 参考文献 [ ]• エリオット・S・ヴァレンスタイン『精神疾患は脳の病気か?』功刀浩監訳、中塚公子訳、みすず書房、2008年2月。 、Blaming the Brain : The Truth About Drugs and Mental Health, 1998• デイヴィッド・ヒーリー『抗うつ薬の功罪』田島治監訳、谷垣暁美訳、みすず書房、2005年8月。 、Let Them Eat Prozac, 2003• 松枝亜希子「」 pdf 『Core Ethics』第6巻、2010年、 385-399頁。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• (英語) イギリスの「望まないトランキライザー依存の超党派議会」.

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精神安定剤

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主な精神安定剤 抗精神病薬 抗うつ薬 抗そう薬 抗不安薬 この記事では、この中の 「抗不安薬」について詳しく解説したいと思います。 抗不安薬とはどんな薬? 抗不安薬とは、その名がしめすとおり、 「不安」や「緊張」をやわらげるための薬です。 ちょっとした不安や心配事は、日常生活において誰でも多かれ少なかれ抱えているものです。 例えば、会社員で例をあげると、重役を前にしての会議や、大事な取引先へのプレゼンテーションの場面などでは、誰でもやはり不安を感じたり、緊張したりするものです。 また、例えば専業主婦の方であっても、初めてのママ会であったり、お子さんの保護者会であったり、こうした場面での緊張感というものは、どんなタイプの人でも感じることだと思います。 しかし、この不安や緊張があまりにも強かったり、こうした場面が続き、精神的な負担が大きすぎた場合に、 「めまい」「動悸」「胸の痛み」「頭痛」「不眠」などの身体症状が現れる場合があります。 抗不安薬は、 不安や心配事が原因で現れる、こうした症状を緩和するためにもちいられる薬です。 抗不安薬が使われる3つのケース 抗不安薬は、次のようなケースで使用されます。 不安障害とは、本来は危険やストレスを受けることにより生じるはずの不安感が、はっきりとした理由もなく突然起こったり、頻繁に起こったりして、日常生活に支障をきたすほど強い状態になってしまうことを言います。 こうしたこころの状態を緩和するために抗精神薬が使用されます。 この場合は、薬が不眠症状に直接的に作用するわけではないのですが、不安や悩みを抗不安薬でやわらげることによって、二次的に不眠を改善させるという方法です。 また、抗不安薬には、副作用として眠くなる作用があるものが多いので、この作用を利用して不眠を改善します。 例えば、大きな手術を控えた入院患者さんなどは、手術に対する不安やストレスを感じています。 このストレスが原因で眠れなくなってしまった場合などに、緊張をやわらげる目的で処方される場合などがあります。 抗不安薬はどのように作用する? 抗不安薬で代表的なものは 「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる薬です。 ベンゾジアゼピン系の薬は、にも多くもちいられていますが、ベンゾジアゼピン系の薬は、睡眠薬であろうと抗不安薬であろうと作用の仕方は基本的には同じです。 ベンゾジアゼピン系の薬は、まずべンゾジアゼピン受容体にくっつきます。 そして、GABA(ギャバ)受容体を介して、さまざまな神経機能を抑えるかたちで働きます。 抑制される主な神経は、「不安」に大きく関係しているや、「こころの安定」「こころのバランスを保つ」ことに重要な働きをしているです。 何やらちょっとイメージしずらい言葉ばかりですが、要は「不安」をとりのぞき、「こころを安定させる」手伝いを薬がしてくれるとイメージするとわかりやすいかもしれません。 この、 こころを安定させる働きに重要な役割をするのが「セロトニン」です。 抗不安薬にはたくさんの種類がある 抗不安薬には次の表にまとめたように、作用時間や効能の違いに応じたたくさんの種類があります。 ベンゾジアゼピン系抗不安薬(短時間型) 一般名 主な商品名 エチゾラム デパス クロチアゼパム リーゼ フルタゾラム コレミナール ベンゾジアゼピン系抗不安薬(中時間型) 一般名 主な商品名 アルプラゾラム コンスタン フルジアゼパム エリスパン プロマゼパム レキソタン ロラゼパム ワイパックス ベンゾジアゼピン系抗不安薬(長時間型) 一般名 主な商品名 オキサゾラム セレナール クロキサゾラム セパゾン クロラゼプ酸2カリウム メンドン クロルジアゼポキシド コンスーン バランス ジザゼパム セルシン メキサゾラム メレックス メダゼパム レスミット ベンゾジアゼピン系抗不安薬(超長時間型) 一般名 主な商品名 プラゼパム セダプランコーワ フルトプラゼパム レスタス ロフラゼプ酸エチル メイラックス それ以外の抗不安薬 一般名 主な商品名 ヒドロキシジン塩酸塩 アタラックス ヒドロキシジンパモ酸塩 アタラックスP タンドスピロンクエン酸塩 セディール 日本でもっとも代表的なものには デパスがあります。 実はデパスなどの抗不安薬は、「精神科」のみならずに、内科、外科、婦人科、産婦人科などのほとんどの診療科に常備してある「一般的な薬」です。 抗不安薬は、精神安定剤の中では効き目も穏やかだといわれていますが、どの診療科でも手に入る手軽さや、薬の性質から、を危惧する声もありますので、 特に長期間にわたる継続的な使用には十分な注意が必要です。 抗不安薬の副作用とは? 抗不安薬の副作用は、ベンゾジアゼピン系、被ベンゾジアゼピン系のと基本的には同じです。 その中でも、ふらつく、眠気が生じるなどの副作用が顕著に現れることがあります。 これらは抗不安薬の主作用である、不安を軽減させ、緊張をほぐしてリラックスをうながすという効果の現れということも言えます。 睡眠薬として使用する場合は、この眠くなる作用を利用するので、必要な効果でもあるのですが、日中に使用する場合は車の運転や精密機器の操作などに十分な注意が必要です。 また、高齢者の場合は、薬の副作用によるふらつきが原因で転倒して骨折するといったこともあり得るため、こちらも十分な注意が必要です。 抗不安薬が根本的な解決になるわけではない これまで、抗不安薬の薬理的な効果について詳しく解説してきましたが、総じて、抗不安薬の副作用はそれほどでもないという専門医も多いようです。 しかし、当サイトでは それほど気軽な薬ではないと考えています。 抗不安薬は「不安をやわらげる」薬です。 日常生活におけるストレスが原因の強い不安であれば、薬の作用によって、その不安をある程度緩和する事は可能でしょう。 しかし、これは、薬の作用で 「不安のみが軽減」されている状態です。 根本的なストレス原因が取り除かれるわけではありません。 例えば、借金などの金銭的トラブルが原因で、将来への不安を強く感じている人が、抗不安薬で不安を軽減できたとしても、借金が軽減できるわけではありません。 薬の効果が切れれば、更に大きな不安になっているかもしれません。 お酒を飲まれる方は、お酒を飲んで気分が大きくなっている状態を想像するとイメージしやすいと思います。 実際に、抗不安薬の効果をアルコールに例えて説明する医師も多いです。 多くの抗不安薬の効きめは、服薬後、30分から1時間くらいでピークとなり、その後はしだいに効果が弱くなっていきます。 そのため、処方は1日に3回前後の処方となる場合が多いようです。 デパスをはじめとした抗不安薬のそれぞれの副作用や身体依存性はそれほど強くはないとしても、一番気をつけたいのが 精神的な依存です。 抗不安薬を使う場合は、やはり、「不安が強いときにやむおえず使用する」といった頓服的な使い方が本来の使いかたでしょう。 長期的、日常的に使用しなければならないような状況におかれているような場合は、抗不安薬に頼りその場をしのぎ続けるのではなく、今一度、主治医とともにととりまく状況の把握と投薬内容をしっかりと相談されることをお勧めします。 薬を使用するかしないかは、最終的には主治医の判断と本人の意思で決定されますが、いずれの場合も、病気と薬に対する正しい知識をしっかり身につけた上で、自分の状態を把握することが大切です。 医師への相談もなしに、自分だけの判断で薬の量を増やしたり減らしたりすることは症状が悪化してしまう可能性があります。 また、安易に海外輸入や個人売買などのネット販売で薬を購入して 自分だけの判断で使用することはとても危険ですので絶対にやめましょう。 当サイトでご紹介している、さまざまな自分でできるも不安や不眠に「有効ですのでぜひ日常生活に取り入れてみて下さい。 天然成分100パーセントのサプリは食品に分類されていることからもわかるように、 依存性や耐性などに関していえば、ほぼないと考えても問題ないようです。 最近では、セロトニンサプリもさまざまな種類が発売されています。 サプリメントはもともとアメリカを中心として、海外で盛んになった健康補助食品ですから、海外からの輸入品が多く出回っています。 しかし、海外輸入商品は成分が不明なものや偽装品も多く、それなりのリスクも多いため、あまりお勧めできません。 海外製品すべてが悪いというわけではありませんが、特に、あまりにも安価なものは避けるべきでしょう。 セロトニンのサプリを使用する場合は、の働きに着目したしっかりと成分表示が保証されている安全で高品質な日本製のサプリが良いと思います。 セロトニンのサプリは、デパスに代表されるような精神安定剤や睡眠薬とは異なり、強力な即効性はありません。 そのため、強い不安をすぐに消し去るような効果や、倒れこむように眠れるといったような、『強い即効性』を重視している方には向きません。 しかし、緩やかな効果ですが、しばらく続けてみることで、や不安、焦燥、イライラ、、といった、「眠りとこころ」の問題の両面をじわじわと 根本的に改善していくことが期待できます。 食品に分類されている為、健康保険が適用されて病院で処方される薬より、価格がそれなりに高くなってしまうという難点はありますが、セロトニンのサプリには、 「依存の危険性が限りなくゼロに近い」という精神安定剤にはない大きな安心感があります。 これは、精神安定剤に限ったことではありませんが、 「効く薬」にこそ十分な注意が必要です。 デパスなどの精神安定剤の効果の強さや依存性に不安を感じている方や、ひどくなる前に、まずは自分でできる方法で予防をしていきたいと考えている方などは、 セロトニンのサプリを試してみるのも良いかもしれません。

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【2019年版】よく使われている抗不安薬(精神安定剤)ランキング

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この記事の目次• 「こころの病気」には多種多様な種類があります。 それぞれ明確に症状が違いますので、それぞれの治療に用いられる精神安定剤にもさまざまな種類があり、症状に応じて使い分けられています。 当サイトでは、 「なるべく薬に頼らずに安定した心の状態と睡眠を得ること」を目的としていますが、病気の種類や症状の重さの程度によっては、薬物治療が必要不可欠な場合もあります。 薬を使用するかしないかは、最終的に主治医の判断と本人の意思で決定されますが、いずれにしても、病気と薬に対する正しい知識を身につけることが大切です。 主な精神安定剤の分類 ひとくちに「精神安定剤」といいますが、精神安定剤は大きくわけて、次の4つに分類されます。 主な精神安定剤 抗精神病薬 抗うつ薬 抗そう薬 抗不安薬 この記事では、 「抗精神薬」について詳しく解説したいと思います。 抗精神病薬とは? 抗精神病薬は、主にに用いられる薬です。 抗精神病薬は、古くは1950年代に開発された薬から始まり、その後、さまざまな研究と改良が繰り返されて現在に至っています。 第一世代抗精神薬「定型抗精神薬」 古いタイプの第一世代抗精神薬は、 「定型抗精神薬」とよばれるもので、脳内のに対して 強い拮抗作用をする薬剤でした。 拮抗作用とは、打ち消し合うように作用することを指します。 第一世代抗精神薬には、次のようなものがあります。 この第二世代の抗精神薬には次のような薬剤があり、統合失調症においては、これらの薬が処方されることが一般的になってきました。 第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬) 一般名 主な商品名 クエチアピンフマル塩酸 セロクエル オランザピン ジプレキサ クロザピン クロザリル ペロスピロン塩酸塩水和物 ルーラン リスペリドン リスパダール パリペリドン インヴェガ アリピプラゾール エビリファイ ブロナンセリン ロナセン ここでは、第二世代の抗精神病薬である エビリファイについてご紹介したいと思います。 「エビリファイ」は商品名で、一般名はアリピプラゾールです。 このエビリファイは、の放出量を正常に保つ効果から、「ドーパミン・システムスタビライザー」ともよばれています。 統合失調症においては、 ・気持ちを落ち着ける ・幻覚、妄想を軽減する といった効果があり、それと同時に無気力などの症状にも効果があり、快楽消失を起こしにくく、長期治療に使うことができると言われています。 エビリファイの鎮静作用の現れはゆっくりで、強い不安や興奮、混乱状態などをともなう急性の症例には即効性のある別の薬を使うことが一般的です。 また、人により合う、合わないがはっきりしている薬剤であると言われていて、合わないケースでは吐き気やむずむず感、不眠が強く現れることがあります。 抗精神病薬は「抗幻覚妄想薬」と「鎮静薬」にわかれる 抗精神病薬は、幻覚妄想に対する 「抗幻覚妄想薬」と鎮静が主な目的となる 「鎮静薬」とに分けることができます。 抗幻覚妄想薬について 抗幻覚妄想薬は、統合失調症の 幻覚妄想に対してもちいられる薬です。 また、覚せい剤中毒の幻覚妄想の治療にもちいられる場合もあります。 これらのこころの病気では、高確立でが併発されます。 こうした幻覚妄想が関連した不眠症では、興奮状態が原因で、睡眠薬だけでは十分な効果が得られないことが多いため、睡眠薬と抗幻覚妄想薬を併用します。 幻覚には、そこにないものが見えたりする「幻視」や、誰かが話しかけたり命令してきたりするように感じる「幻聴」などがあります。 また、妄想にも次のようにさまざまなタイプの妄想があります。 被害妄想 自分が他人から危害をくわえられていると感じる 誇大妄想 自己を課題評価する妄想 微小妄想 自己を過小評価する妄想 関係妄想 周囲の人の言動が自分に関係あるものと考える 注察妄想 他人に見られていると考える 追跡妄想 誰かに後をつけられていると考える 嫉妬妄想 男女関係に関連した妄想 貧困妄想 財産を失うなどして貧乏になってしまうのではないかと考える 罪業妄想 自分は道徳に反して他人に迷惑を書ける罪深い存在であると考える 虚無妄想 この世は生きるに値しないと考える これらは、統合失調症、躁うつ病、非定型精神病といった精神疾患のみにみられるだけではなく、脳腫瘍や脳血管障害のような脳の気質的な病気にもみられる場合があります。 また、体の病気が原因となって幻覚妄想が出現することもありますし、ステロイドをもちいた薬物治療におて出現する場合もあります。 鎮静薬について もうひとつの抗精神病薬である 「鎮静薬」は、激しい興奮状態を起こしている場合にもちいられます。 興奮状態が原因の不眠症の場合、睡眠薬だけでは対処しきれないことが多く、抗幻覚妄想薬の場合と同様に睡眠薬と鎮静薬を併用する場合があります。 抗幻覚妄想薬や鎮静薬と睡眠薬を併用するケースの多くは、統合失調症などのこころの病気があって、 幻覚妄想状態や激しい興奮状態におちいっているケースです。 抗精神病薬の副作用 抗精神病薬の副作用には、「パーキンソン症状」「アカシジア」「ジストニア」などの症状が起こる場合があります。 パーキンソン症状 パーキンソン症状には、 ・体が硬直して歩行ができなくなる ・目がつりあがる ・ろれつが回らなくなる などの症状があります。 抗精神病薬の副作用としてはもっとも現れやすいものです。 アカシジア アカシジアでは、 ・むずむず感 ・焦燥感 などの症状があります。 これらの症状により落ち着きがなくなって、立ったり座ったり、歩き回ったりしないといられない状態になってしまいます。 このことを「静座不能」と言います。 ジストニア ジストニアは筋肉の調整がうまくいかなくなってしまうために起こる症状です。 筋肉に勝手に力が入ってしまい、不自然な姿勢になってしまいます。 手足を曲げたり突っ張ったり、ふるえてしまったりといった症状があります。 その他の副作用 このほかに、便秘、肝機能の障害、発疹、皮膚炎といった症状が起こる場合もあります。 第二世代抗精神病薬である、非定型抗精神病薬では、もっとも起きやすいと言われているパーキンソン症状が起こりにくいと言われています。 副作用をじかくしている場合は、主治医にしっかりと伝え、よりよい治療をうけていけるようにしましょう。

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