イベルメクチン 治験。 イベルメクチン

【人類の勝利へ】北里大、「イベルメクチン」治験へ 抗寄生虫薬、新型コロナに

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イベルメクチンの分子構造(画像:123RF) 北里大学は近く、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗寄生虫薬「ストロメクトール」(イベルメクチン)の医師主導治験を開始する。 北里大学大村智記念研究所(旧北里生命科学研究所)感染制御研究センターの花木秀明センター長は、本誌(日経バイオテク)の取材に対し、「我々は、in vitroの実験で新型コロナウイルスに対する有効性を確認した。 臨床での有効性を科学的に検証する必要があると考え、医師主導治験の開始を決めた」と答えた。 具体的な試験デザインなどは今後明らかになるとみられる。 イベルメクチンは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授と米Merck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬だ。 大村特別栄誉教授は1974年に、土壌中に生息する放線菌が産生する化合物のエバーメクチンが、抗寄生虫作用を持つことを発見した。 その後、Merck社が、その誘導体であるイベルメクチンを合成した。 イベルメクチンは、寄生虫の神経細胞や筋細胞に存在するグルタミン酸作動性Clチャネルに選択的に結合し、Clに対する細胞膜の透過性を上昇させる。 その結果、寄生虫の細胞に過分極が生じ、まひすることで寄生虫が死に至る。 家畜動物の寄生虫駆除に用いられる他、ヒトに対しては熱帯地域などで問題となる河川盲目症(オンコセルカ症)の治療などに用いられてきた。 河川盲目症は回旋糸状虫という線虫の一種による感染症。 目のかゆみ、発疹、瘢痕(はんこん)などを生じ、失明することもある。 Merck社は1981年にイベルメクチンを動物医薬品として発売。 その後87年からはヒト用医薬品として河川盲目症の流行する地域に無償提供している。 国内では02年に腸管糞線虫症の効能・効果で承認され、06年に疥癬の適応症が追加された。 MSDが製造販売元、マルホが販売元になっている。 花木センター長によると、「イベルメクチンに関しては、2012年以降、様々なウイルスの増殖(複製)を抑制することが報告されてきた」という。 「それらの報告を基に、オーストラリアの研究チームは、2020年4月にイベルメクチンが新型コロナウイルスの増殖を抑制することをin vitroの実験で確認した。 北里大の大村智記念研究所でも同様の結果を確認済みだ」(花木センター長) また、米Utah大学の研究チームは2020年4月19日に、COVID-19患者に対するイベルメクチンの有効性に関する研究結果を論文発表した。 同研究は、2020年1月1日から3月31日までにCOVID-19と診断された患者の観察研究のデータを解析したもの。 なお両群で、患者の年齢や、性別、人種、重症度などの患者背景はそろえてある。 解析の結果、全体の死亡率は非投与群では8. 5%であったのに対し、投与群では1. 4%であり、死亡率が有意に低下した(p<0. 0001)。 この結果に対し、花木センター長は、「Utah大の研究結果は極めて重要な情報だ。 ただし、この研究で利用したのは観察研究のデータであり、情報量も極めて限られている。 この研究結果だけでイベルメクチンがCOVID-19に有効かどうかを判断することはできない」と指摘。 そこで北里大は、「医師主導治験によって、患者にとってイベルメクチンが本当に有益であるかどうか検証する」(花木センター長)。 では、もし仮にイベルメクチンが新型コロナウイルスに有効であるとしたら、どのような作用機序が考えられるのか。 花木センター長は「コンピューターを利用したシミュレーションでは、イベルメクチンは、新型コロナウイルスのメインプロテアーゼに対する結合親和性が報告されている。 メインプロテアーゼは、ウイルスのゲノムから翻訳された蛋白質を切断し、機能させる酵素。 そのため、イベルメクチンがメインプロテアーゼを阻害することでウイルスの複製を抑制できると考えられる。 また、イベルメクチンは、インポーチン(Importin)という宿主細胞内の蛋白質を阻害することも分かっている。 インポーチンは、種々の蛋白質を核内に輸送する機能を持つ蛋白質だ。 新型コロナウイルスは、インポーチンを介して宿主細胞の核内に侵入して複製される。 そのため、インポーチンにイベルメクチンが結合し、不活化することで、ウイルスの核内への侵入を阻害するのではないかと考えられる」と説明する。 花木センター長は、医師主導治験の詳細について、「試験デザインなどの詳細は規制当局と相談中」としている。 また、「治験薬の確保などに関しては、同薬の販売元であるマルホに相談をしている。 医師主導治験によって有効性が確認された場合、同薬の製造販売元であるMSDが承認申請することになるため、MSDとも連絡を取っている」と説明している。 イベルメクチンは、2020年5月に入って急速に治療薬候補として注目されるようになった。 北里研究所の広報担当者は、「5月6日に西村康稔経済再生担当大臣が本学を視察した際に、西村大臣から『安倍首相もイベルメクチンに期待を示している』という趣旨がメディアに向けて伝えられた。 またイベルメクチンは、大村特別栄誉教授がノーベル賞を受賞した契機となった医薬品であることも影響し、注目されるようになったのではないか」と話している。 いずれにしても、イベルメクチンのCOVID-19に対する有効性に関して、十分なエビデンスは今のところ確立していない。 日経バイオテクと日経メディカルでは、2020年5月30日(土)10:00~12:30に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)征圧への道」と題するオンラインセミナーを実施します。 医療崩壊を防ぎながら、経済活動を速やかに再開するのはどうしたら良いのか。 医療とバイオテクノロジーの専門誌記者がCOVID-19治療薬やワクチンの開発動向を踏まえながら、抗体検査など最新の検査技術についても解説します。 会場 Zoomを使ったウェブ配信セミナー 受講料 2000円(税別) 定員 500名(上限) 主催 日経メディカル、日経バイオテク 申し込みは.

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もう一つの抗新型コロナウイルス薬候補となるか:イベルメクチン

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大村智博士がノーベル医学・生理学賞を受けた抗寄生虫薬の「イベルメクチン」がCOVID-19に効果があるとする報告が出た。 4月29日付のSSRN(旧称 Social Science Research Network に "" というタイトルで報告された。 筆者は University of UtahのDr. Amit Patel ほか。 2月1日付で University of Miami に移った。 ) ーーー イベルメクチン(ivermectin)は腸管糞線虫症の経口駆虫薬、疥癬、毛包虫症の治療薬である。 アフリカや中南米では、全身の皮膚にかゆみを起こし、視力を奪われる河川盲目症(オンコセルカ症)という寄生虫による感染症が流行していた。 1970年代には35の発展途上国で8500万人が感染の危機にあった。 , Inc. (米国とカナダ以外では独のMerck と区分さるため MSDの社名を使用)のDr. William Campbell は治療薬の開発を進めていたが、大村智・北里大特別栄誉教授が静岡県伊東市内のゴルフ場近くで採取した土壌から見付けた新種の放線菌「ストレプトマイセス・アベルメクチニウス」 Streptomyces avermitilis が生産する物質を元にイベルメクチンをつくった。 イベルメクチンは、河川盲目症(オンコセルカ症)に加え、象皮病にもなるリンパ系フィラリア症、世界で数千万人が感染しているとされる糞線虫症(糞線虫が消化器官に寄生する寄生虫感染症)などにも効果があるということが分かった。 大村智特別栄誉教授とDr. William Campbell は2015年にノーベル医学・生理学賞を共同受賞した。 日本ではMSDが、腸管糞線虫症および疥癬用に商品名ストロメクトールで製造、マルホが販売する。 ーーー COVID-19の治療薬を探すため、世界中で研究が行われている。 オーストラリアのビクトリア感染研究所の研究グループが、イベルメクチンを試したところ、新型コロナウイルスの増殖を抑え、ウイルス数を劇的に減少させる可能性があることを発表した。 研究グループは、イベルメクチンが、ウイルスのタンパク質が分子インポーチン(輸送タンパク質)と結合して核内移行 するのを抑制すること、この結果様々なウイルスタンパク質の核内移行が阻害され、エイズウイルスや、デングウイルスの増殖が低下することを見付けていた。 タイではすでに、イベルメクチンをデングウイルス治療に使う360人規模の治験が進んでおり、抗ウイルス薬としてのイベルメクチンはすでに臨床段階にある という。 グループはイベルメクチンが新型コロナウイルスにも効くのではないかと考え、細胞を使った試験をしてみた。 結果は、ウイルスの増殖が24時間で1000分の1に低下した。 これは、イベルメクチンが新型コロナウイルスのタンパク質生成を阻害し、増殖を強く抑制したことを意味する。 同研究グループは、まだ細胞を使った実験室内の結果であり、さらなる研究が必要としている。 米国チームは、イベルメクチンは実験室でウイルスRNA複製を減らすことを確認した。 チームは2020年1~3月に、アジアと欧州と北米の169の病院からCOVID-19に感染し、治療を受けた人のデータを収集した。 年齢、性別、人種、 併存症、重症度評価を合わせた。 呼吸器を必要とした患者のうち、イベルメクチンを使わなかった患者は死亡率が21. 3%だったのに対し、使った患者は7. 3%と約3分の1にとどまった。 患者全体の死亡率は、イベルメクチンを使用した時の死亡率が1. 4%で、不使用だった時(8. 5%)と比べて約6分の1に抑えられた。 チームは「死亡率を減らし、入院日数を減らす効果もある。 さらに研究が必要だが、治療方法の一つとして検討する材料にはなる」としている。 ーーー トランプ大統領が新型コロナウイルスをめぐり、繰り返し、マラリアなどの治療に使われるヒドロキシクロロキンが有効だと思うと主張している。 医者の監督下で慎重に使うよう呼びかけた。 これらは新型コロナの治療薬として承認されていないが、医療現場では既に一定条件の下で使われている。 FDAは「深刻で生命を脅かす可能性がある心臓への副作用が報告されている」と指摘し、副作用のリスクを抑えるため入念な事前検討や経過観察を医療関係者に求めた。

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北里大、イベルメクチン治験へ 抗寄生虫薬、新型コロナに | 共同通信

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画期的な薬剤:イベルメクチンはコロナウイルスに対して「驚異的な」結果を示す newsmax 2020年5月22日金曜日23:16 Google翻訳 米国および海外での複数の試験からの金曜日のレポートは、寄生虫感染を治療するためにFDAによって既に承認された薬剤が「驚異的な」結果を示しており、SARS-CoV-2ウイルスを根絶するための取り組みの突破口を表す可能性があることを示しています世界的なパンデミック。 医師は、いくつかの国でいくつかの同時試験でイベルメクチン薬を投与したことがあり、他の一般的な薬物療法と併用することもあります。 研究に参加した医師は、患者のウイルス量が、寄生虫、疥癬、アタマジラミとの闘いが承認された広く利用可能な処方薬であるイベルメクチンの投与を開始したほぼ直後に減少し始めたと報告しています。 COVID-19患者には承認されていませんが、臨床試験に詳しい医師は患者の結果を劇的だと説明しました。 フロリダ州パームビーチ郡の救急医であるピーターH. ヒバード医師は、金曜日の夕方の独占インタビューでニューズマックスに語った。 COVID-19医薬品として使用するためのFDA承認を獲得しています。 彼はそれが複数の大陸での臨床試験で医師に感銘を与えたと述べました。 「ここには共通点があります」とヒバード氏は言います。 「この薬は人々を死の床から救い出しています。 」 いくつかのケースでは、医師はイベルメクチンの1回の投与だけで患者の状態を著しく改善したと報告しました。 米国の患者は単回経口投与を受け、一部の患者は7日後に追加投与を受けました。 寄生虫感染についてはFDA承認の用量を使用した。 オーストラリアのビクトリア州の研究者が来月の抗ウイルス研究ジャーナルに発表する研究が試験管内のウイルスを一掃したことを示した後、この薬は最初にコロナウイルス治療の可能性があるとして浮上した。 木曜日に、フロリダ州フォートローダーデールのブロワードヘルスメディカルセンターにいるジャンジャックレイター博士が率いる米国の医師のチームは、調査結果を施設の審査委員会に提出しました。 この研究に詳しい医療関係者によると、約250人のコロナウイルス患者がブロワード試験に参加しました。 情報筋によれば、結果は劇的で、「統計的に有意な死亡率の改善」でした。 4月の初めに治療された最初の患者の血中酸素濃度は70%でしたが、数時間以内に50%まで低下しました。 インバーメクチン投与後、24時間以内に安定し、1週間で退院した。 一部の患者が緊急に薬を受け取っている間、FDAは5月1日に次の勧告を発表したことに注意することが重要です。 「人や動物でのイベルメクチンの使用は承認されていますが、予防または治療は承認されていません。 COVID-19の。 COVID-19を予防するために、医療提供者によって処方され、合法的な情報源から入手した場合を除き、薬を服用しないでください。 」 地球の反対側の別の試験で、バングラデシュの医師のチームは 金曜日に 、彼らがそこでイベルメクチンと一般的な抗生物質であるドキシサイクリンの組み合わせをそこで60人のコロナウイルス患者に投与したと報告しました。 そのチームは、薬を受け取ってから72時間以内に、患者のウイルス検査が陰性であり、4日目までに回復したと報告しました。 バングラデシュ医科大学病院の上級医師であるTarek Alam博士はインドのZeeNewsに、結果は「驚異的」であり、すべての患者が「完全な回復を経験した」と語った。 FDAが注意を払っている理由の1つは、薬物が他の薬物と相互作用し、場合によっては、吐き気、下痢、胃の痛み、めまい、突然の血圧低下、肝臓の問題、その他の副作用などの合併症を引き起こす可能性があることです。 TrialSiteNews. comによると、ゲイツ財団はフランスで3番目のイベルメクチンの臨床試験に資金を提供し ています。 ヒバード氏は、イベルメクチンの試験は、ワクチンへの架け橋を提供し、ウイルスを捕まえる下側リスクを潜在的に減らす「効果的な治療法」であることを示していると語った。 「それは私たちが仕事に行くことができて心配する必要がないことを意味します」と彼は効果的な治療薬を持っている見通しについて述べました。 「あなたはそれをキャッチし、私たちはあなたを扱い、私たちは国として前進します。

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