ギリシャ 神話 怪物。 セイレーン、人魚のモデルになった半人半鳥の怪物

ギリシャ神話の怪物一覧図鑑|画像と一緒に23体の名前や姿を確認!

ギリシャ 神話 怪物

スポンサーリンク 古代ギリシャで作られたギリシャ神話には、非常に多くの神々や英雄が登場し、話を盛り上げていますが、同時に数多くの怪物が登場することでも有名。 ギリシャ神話の怪物の中には後世で、ギリシャ神話とは関係ない物語に度々登場するようになったものもいれば、ギリシャ神話に詳しくないと名前すら聞いたことがないであろうものもいます。 そして、その姿は動物の姿を模したものから人型のもの、また、想像を絶する奇妙な姿をしたものまで様々で、神々や英雄と戦ったり、時には支えたりする存在として描かれているのです。 この記事では、そんなギリシャ神話の中から23体の怪物達をピックアップして一覧とし、それぞれを画像と一緒に紹介していこうと思います。 ギリシャ神話の怪物1:セイレーン 危険で美しく、しばしば魔性の女として描かれるセイレーンは、海の怪物としてギリシャ神話に登場します。 上半身は美しい人間の女性である一方、下半身は鳥や魚の姿で描かれ、魅惑的な声を船上の人々に聞かせて船員を惑わせ、船を島の岩礁に乗り上げさせるなどして難破させるのです。 このセイレーンは後世において、ギリシャ神話とは関係ない様々な物語へ登場するようになり、今日でも比較的よく知られるギリシャ神話の怪物の一つです。 ギリシャ神話の怪物2:ゴルゴン ゴルゴンはギリシャ神話に登場する3姉妹の怪物のことで、頭には髪の毛ではなく蛇が生えており、イノシシのような牙と青銅の手を持ち、自分達の顔を見た者を石化する能力を持ち合わせていました。 このゴルゴンの中でもおそらく最も有名なのが海の神ポセイドーンの愛人だったメデューサで、三姉妹の内で唯一不死ではありませんでした。 そのため、鏡と鎌で武装したギリシャ神話の英雄ペルセウスによって断頭され、退治された話が残っています。 ギリシャ神話の怪物3:ミノタウロス ミノタウロスはギリシャ神話に登場する牛頭人身の人型の怪物。 クレタ島のミノス王の妻パーシパエーが、怒ったポセイドーンによって呪いを掛けられた結果、白い雄牛と性的な関係を結び、それによって誕生したのがミノタウロスでした。 ミノタウロスは非常に乱暴な性格を持ち合わせていたため、ミノス王はある日、建築家ダイダロスと彼の息子イカロスによって設計された複雑な迷宮「ラビュリントス」へ、ミノタウロスを閉じ込めるように命令します。 しかしミノス王はミノタウロスの命を奪うまではせず、毎年この迷宮に7人の少年と7人の少女を生贄として送ったのです。 ある時、この状況を見かねた古代ギリシャのアテナイ出身の英雄テーセウスが自ら迷宮に侵入して、ミノタウロスは退治されました。 ギリシャ神話の怪物4:オルトロス 牛の大群を守る双頭の犬という姿でギリシャ神話の中で描かれるオルトロスは、ギリシャ神話の英雄に課された12の功業の中の一つ「ゲーリュオーンの牛」に出てくる怪物。 この功業の中でヘラクレスは、ゲーリュオーンの牛を手に入れることを課されますが、その牛を守っていたのがオルトロスです。 最終的にオルトロスは、ヘラクレスによって棍棒で殴り倒されて命を落としました。 ギリシャ神話の怪物5:ケルベロス ギリシャ神話に登場する犬の怪物ケルベロスは、冥府(地獄)の番犬として知られた存在。 複数の頭を持ち、地獄を支配するハーデスに支えているとされます。 中でも、三途の川を渡って地獄へやってきた人が、地獄から逃げ出してしまうのを防ぐのが、ケルベロスにとっては重要な役割でした。 ギリシャ神話の怪物6:ケンタウロス 上半身は人間で下半身は馬という姿がの半人半獣のケンタウロスは、ギリシャ神話に登場する怪物。 後世に作られた様々な物語の中でも描かれることが多いため、ギリシャ神話の怪物の中でも最も一般的に名前が知られているうちの一体です。 ちなみにケンタウロスには様々な個体が存在し、全体を総称してケンタウロス族と呼び、一般的には野蛮で粗暴だと描かれます。 しかし、ケンタウロス族の中でもケイローンという名前のケンタウロスは知恵を有し、ヘラクレスとアキレスのようなギリシャの英雄に教えを授けたことで有名です。 また、射手座の姿はこのケイローンの形を最高神ゼウスが模したものだと言われます。 ギリシャ神話の怪物7:イクテュオケンタウロス (出典:) 上で紹介した一般的に知られる「ケンタウロス」とは異なりイクテュオケンタウロスは、上半身は人間、下半身前部は水棲生物または馬、尾は魚で描かれるギリシャ神話の怪物。 海の神として描かれたり、オリュンポス12神の一柱であるアフロディーテの出生に関連するとされます。 また、天空の星座「うお座」は、このイクテュオケンタオウロスを模したものだとも言われます。 ギリシャ神話の怪物8:スキュラ スキュラは狭い海峡の一端に住む怪物であり、もう一端にはカリュブディスと呼ばれる怪物が住んでいました。 上半身は美しい女性で下半身は魚、そして腹部からは3列に並んだ歯を持つ6つの犬の前半身が生えているとされ、非常に奇妙かつ想像するのさえ難しい姿をしていました。 ちなみに、スキュラとカリュブディスが住んでいた海峡の端から端までは非常に狭く、この海峡を通ろうとする船は、どちらか一方を避けようとするともう一方に近づいてしまうなど、非常に困難な道のりをかい潜っていく必要があったと言われます。 ギリシャ神話の怪物9:カリュブディス ギリシャ神話における神ポセイドーンとガイアの娘であるカリビュディスは、顔すべてが口であり、腕と脚がヒレである巨大な怪物で、渦潮を擬人化したものと言われています。 想像を絶するほどの大食漢で、一日に三回、海水ごとあらゆるものを吸い込み吐き出していました。 そのため、大きな船を沈めることができる渦潮を頻繁に発生させていたのです。 そして、上でも触れた通り、カリュブディスが住んでいる狭い海峡でカリュブディスが作った渦潮を避けようとした船は、もう一方のスキュラにぶつかってしまう危険性が高くなり、この海峡を渡るのは至難の技だったのです。 ギリシャ神話の怪物10:ピュートーン ピュートーンとは、ギリシャ神話に登場する巨大な蛇の怪物。 通常は蛇の姿で描かれるものの、時にはドラゴンのような姿で描かれることもあります。 当初は神の意見や声を伺う場所である神託所のデルポイを守る存在でしたが、後にオリュンポス12神の一柱であるアポローンによって退治された結果、デルポイはアポローンの信託所となりました。 ギリシャ神話の怪物11:テューポーン 火山由来の力の化身と考えられているテューポーンは、ギリシャ神話に登場する怪物の中で最大最強の存在と信じられており、その力は最高神に匹敵するほどだと言われます。 上半身は星々に頭が達するほど大きく、その腕は伸ばせば世界の東西の果てに達しました。 そして、人間の頭の代わりに、100の蛇の頭が首から肩にかけて生えていたとして描かれることもあり、腰から下の部分は大きな毒蛇の体がとぐろを巻くような形になっています。 ギリシャ神話の怪物12:ラミア (出典:) ラミアは元々、古代リビアの美しい女王でしたが、ゼウスとの間に生まれた子供をゼウスの妻ヘーラーの嫉妬によって全て失い、その悲しみのあまり、他人の子供を食べる怪物と化したと言われています。 また後世においてラミアは、子供を殺す女の怪物ではなく、青年を誘惑した後にその肉を食らう怪物として描かれ、上半身は美しい女性で下半身は大きな蛇として描かれることもありました。 ギリシャ神話の怪物13:グライアイ グライアイはギリシャ神話に登場する三姉妹の怪物であり、1つしかない歯と目を姉妹で共有していました。 当然ですが、美しい怪物ではなく、灰色の髪をしていたため、見たものに対して老婆の様な印象を与えたと言います。 三姉妹の名は、死や恐怖を表すデイノー、好戦的な態度を表すエニューオー、意地悪い性格を表すペムプレードーでした。 ギリシャ神話の怪物14:オピオタウロス オピオタウロスは、身体の一部が雄牛、一部が蛇から構成されているギリシャ神話の怪物で、その内臓を燃やした者には、神を倒す力が与えられると言われていました。 その神を倒す力を得ようと、ティーターン族(巨神族)とオリュンポス12神の戦いの中で、ティーターン族側がこの怪物を殺害しました。 しかし、オリュンポス12神の頂点に位置するゼウスが鷲を急いで差し向け、その内臓がティーターン族側によって燃やされる前に奪い取った結果、オリュンポス陣営は崩壊を免れたのです。 ギリシャ神話の怪物15:ネメアーの獅子 ネメアーの獅子は、ギリシャ神話において、ネメアという谷に住んで人間を襲っていた邪悪なライオンの怪物でした。 ヘラクレスの12の功業の中に登場し、最終的にヘラクレスによって命を落としています。 金色の毛皮は武器による攻撃を通さないため、凶器で命を奪うことはできず、ヘラクレスは最終的に素手で締め上げたのです。 ちなみに、怪物の毛皮を割くためにヘラクレスは、自身の爪を使うしかなかったと言います。 ギリシャ神話の怪物16:エリーニュス (出典:) ギリシャ語で「復讐者」を意味するエリーニュスは、復讐の女神たちとして知られていました。 そのため、怪物とするには少し語弊があるかもしれませんが、エリーニュスは冥府に住み、頭髪は蛇、頭は犬、体は真っ黒っでコウモリの翼を持ち、目は血走っているなど、まさに怪物と言える姿を持っていたのです。 エリーニュスは、誤った宣誓を行った者、悪意のある行為を犯した者、または神のいずれか1人に逆らった者を罰することで知られていました。 ギリシャ神話の怪物17:ハルピュイア ハルピュイアはギリシャ神話に登場する女面鳥身の伝説の怪物であり、女性の顔と胸を持つ一方で、大きな翼が生え、さらに下半身は完全な鳥という姿を持っていました。 このハルピュイアは、上で触れた復讐の女神エリーニュスへ、罰の対象となる者を引き渡す役目を持っていたとされます。 さらに、ゼウスの手下であり、対象を罰するにあったっての処罰や拷問の手段としても利用されていました。 ギリシャ神話の怪物18:サテュロス 成長したサテュロスは前頭部にヤギの角を持ち、馬またはヤギの尻尾を有し、場合によっては下半身がヤギとして描かれる半人半獣のギリシャ神話に登場する怪物。 楽器を奏で、ワイン1杯を手に持ち、オリュンポス12神の中でも豊穣とぶどう酒の神として知られるディオニューソスに仕えていました。 また、サテュロス自身も「自然の豊穣の化身」と見なされる一方で、「欲情の塊」と考えられることもあり、サテュロスを描いた絵の中には、馬の様に大きな男根を握る姿のものも含まれています。 ギリシャ神話の怪物19:スフィンクス スフィンクスと言えば、ピラミッドの前に位置する巨大な像が有名で、エジプト神話やメソポタミア神話など、様々な古代神話にも登場しますが、ギリシャ神話にも怪物として登場しています。 ギリシャ神話では、ライオンの身体、大きな翼、女性の顔を持つ危険で無慈悲な怪物として描かれ、人々に畏怖されていました。 スフィンクスが出す謎に答えることができなかった者は、この貪欲な怪物に殺され食べられるという悲劇に見舞われたと伝えられています。 ギリシャ神話の怪物20:グリフォン スフィンクスと同様にグリフォンもまた、ギリシャ神話以外の古代神話に度々登場する怪物の一つで、ギリシャ神話の中ではライオンの体・尾・後ろ足、ワシの頭・羽・前足(鉤爪)を持つ伝説の怪物として描かれています。 古代の世界でライオンは獣の王、ワシは鳥の王と考えられていたため、グリフォンは強力で雄大な怪物と捉えられてきました。 ちなみに、ギリシャのクレタ島では、紀元前15世紀に遡る青銅器時代の遺跡「クノッソス宮殿」の謁見の間にて、フレスコ画によるグリフォンの描写が発見されています。 ギリシャ神話の怪物21:キマイラ キマイラは、ライオン、ヘビ、ヤギの3匹の動物で身体が構成された怪物で、現代のトルコにおける南沿岸地域のリュキアに住み、口から炎を吐きました。 しかし、最終的にはギリシャ神話の英雄の一人「ベレロポーン」によって退治され、命を落としたとされます。 ちなみに、このキマイラはその後「キメラ」という言葉の語源となり、キメラは様々な動物から構成される神話上または架空の生き物を表す言葉として、度々ギリシャ神話とは関係ない文脈でも使われています。 ギリシャ神話の怪物22:ヒュドラー 12の功業の中でヘラクレスが倒した怪物として知られ、ギリシャ神話に登場する怪物の中では非常に有名なヒュドラーは、多くの頭を持つ大蛇の怪物。 頭が切り取られると傷口から2つの新しい首が生えてきて、頭の数が増えるため、ヘラクレスは切り落とした頭の部分をその度に燃やして、これ以上頭が生えなくしてから次の頭を切り落としていったと言われます。 また、ヒュドラーの息や血は毒を含んでおり、触れるだけで死に至るほどの猛毒だったことでも知られます。 ギリシャ神話の怪物23:エキドナ 上半身は美女で下半身は蛇の怪物であるエキドナは、ギリシャ神話において「怪物の母」と呼ばれることがあります。 というのも、エキドナはケルベロスやヒュドラーを始め、数々の怪物を産み、ギリシャ神話に登場する多くの怪物は彼女の子孫であるからです。 また、ギリシャ神話上で最強の怪物とされるテューポーンの妻としても有名で、狂気を引き起こす毒を作り出すことが出来る力を持っていたとも言われます。 合わせて読みたい世界雑学記事• ギリシャ神話にはたくさんの神や英雄が存在しますが、一緒に怪物の名前も覚えておけば、ギリシャ神話をさらに楽しめること間違いなしです! 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ギリシャ神話の神・英雄・怪物一覧!神話が由来となるものが日常に溢れてる?

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概説 [ ] ヒュドラーはギリシア神話を代表する怪物の1つで、によって退治された。 これはヘーラクレースのの1つとして知られている。 ヒュドラーとはで 水蛇を意味するが、神話では地方のに住む怪物のことを指し 、によれば女神がヘーラクレースに対する恨みの感情から育てたとされる。 ヒュドラーは巨大な胴体に9つの首を持つ大蛇の姿をしていたが 、首の数については100とする説もある。 もっとも、はヒュドラーの頭はもともとは1つだったと考えており、の出身のが恐ろしさを強調するために多頭の姿で描いたと述べている。 ヘーシオドスはヒュドラーの姿については触れていない。 絵画などでは前足と後ろ足、翼を持った姿で表される事もある。 ヒュドラーは不死身の生命力を持っており、9つの首のうち8つの首は倒すことが出来るが、すぐに傷口から新しい2本の首が生えてきたとされる。 加えて中央の首はだった。 ヒュドラーは猛毒の恐ろしさでも有名で、ヒュドラーの毒を含んだ息を吸っただけで人が死ぬほどだった。 またヒュドラーが寝た場所は猛毒が残っているために、その場所を通った者はさらに苦しんで死ななければならなかった。 しかも猛毒は解毒することが出来なかった。 そのためヘーラクレースはヒュドラーを退治した後にその毒をに塗って用いたが、その矢傷は不治であり、決して癒えることがなかった。 そのことが後にやのような善良なだけでなく、ヘーラクレース自身を死に追いやったと伝えられている。 神話 [ ] ヘーラクレースのヒュドラー退治 [ ] 神話によればヒュドラーは地方のレルネーのに住み、しばしば人里を荒して回った。 このため王はヘーラクレースにヒュドラーの退治を命じた。 これはネメアーの獅子退治に続く2番目の難行となった。 ヘーラクレースはヒュドラーの吐く毒気にやられないように、とをで覆いながらヒュドラーの住むレルネーの沼地へとやって来た。 そしてヒュドラーのに火矢を打ち込み、ヒュドラーに立ち向かった。 しかしヒュドラーの首をで叩き潰しても、傷口からすぐに2つの首が再生し、倒せば倒すほど首が増えてしまうことにヘーラクレースは気が付いた。 ヘーラクレースはのに助けを求めた。 イオラーオスは首の傷口をので焼き焦がす方法を思いつき、次々に傷口を焼いて再生するのを防いだ。 ヒュドラーを殺すには、真ん中にある1つの不死身の首を何とかしなければならなかったが、ヘーラクレースはその首を切断し、巨大なのにして倒した。 そしてヒュドラーはうみへび座となった。 一説によると、ヘーラクレースの死を願うヘーラーはこの戦いで、彼の足を切らせるために化け蟹・カルキノスを送り込んだという。 しかしヘーラクレースは怒ってこれを踏み潰してしまっていた。 そしてこの蟹がとなった。 しかし、エウリュステウスは、この苦行は一人で行われなかったため達成されなかったと言い渡し、12の功業の中には入れなかった。 ヒュドラーの毒 [ ] 戦いの後、ヘーラクレースはアテーナーの助言に従い 、ヒュドラーの体を切り裂いて猛毒を含んだを取り出し、自分の矢に塗ってその後の戦いに用いた。 ヘーラクレースの膂力とヒュドラーの毒の力でヘーラクレースの矢は一撃必殺の武器となった。 その威力を最初に知らしめたのは第4の難行、の生け捕りである。 ヘーラクレースは ()に向かう途中、ケンタウロス族との間にトラブルを起こし戦いとなった。 ヘーラクレースはヒュドラーの毒を塗った矢を放ち、ケンタウロス族を倒しながらの東南端のに追い詰めた。 さらにケンタウロス族の賢者のもとに逃げ込んだケンタウロス族を討とうとした。 ところがヘーラクレースの放った矢はの腕を貫通してケイローンに当たってしまった。 ケイローンは酷く苦しんだが、ケイローンの薬も効果はなく、不死ゆえに死ぬことも出来なかった。 またヘーラクレースをもてなしたは彼の矢の威力に驚いて矢を手に取ったが、手を滑らせた拍子に鏃が脚を傷つけ、ヒュドラーの毒で死んでしまった。 後にケイローンは毒の苦痛に耐えきれず、が解放された際に不死を返上することで苦痛から解放された。 さらに後、ヘーラクレースは妻を攫おうとしたをヒュドラーの毒を塗った矢で射殺した。 ネッソスは死に際にデーイアネイラに、「自分の血は媚薬の効果がある。 夫が心変わりしそうになったら彼の衣服に塗るといい」と吹き込んだ。 デーイアネイラは後にそれを実行したが、ネッソスの血には矢を通してヒュドラーの毒が混じっていたためヘーラクレースの体を蝕み、ヘーラクレースは癒されぬ苦痛に耐えかね、我が身を焼き尽くすことを選んだ。 こうしてヘーラクレース自身もヒュドラーの毒によって人間としての生に終止符を打つことになった。 フィクションにおけるヒュドラー [ ] ギリシア神話のを描いた『』()に、7つの首を巧みに動かして自在に移動するヒュドラーが登場している。 これはの技術によって創造された。 また現代とギリシア神話を融合させた世界を舞台とする映画『』()にも「ヒドラ」(日本語字幕表記)として登場、五つの頭を持ち真ん中の頭が火を噴くというもので、主人公のパーシーが全ての首を切り落とすと頭が倍に増えて再び襲い掛かるという場面が描かれている。 こちらはコンピューターグラフィックで創造されている。 の一編には『』(、『』1939年4月号)があり、無数の生首を浮かべた巨大な粘液の怪物が登場している。 また、の『インスマスの影』にも「父なる、母なる」という言及があり、こちらのハイドラはの指導者にしてダゴンの配偶者と解釈されている。 の世界などでは、ヒュドラーの持つ再生能力が怪物性を想起させるためか、ヒュドラー(ヒドラ、ハイドラ)と名付けられたモンスターが様々な物語の中で登場する。 このような創作物の中ではの眷属として扱われたり、多頭の蛇という共通点からのと関連付けられることもある。 ギャラリー [ ]• ヘーシオドス『神統記』309行-332行。 アポロドーロス、2巻5・1。 アポロドーロス、3巻5・8。 アポロドーロス、摘要(E)1・2。 ヒュギーヌス、151話。 ヘーシオドス、313行。 ヘーシオドス、314行-315行。 エラトステネス『星座論』11話。 アポロドーロス、2巻5・11。 アポロドーロス、2巻5・4。 アポロドーロス、2巻5・11。 アポロドーロス、2巻7・7。 ソポクレース『』。 参考文献 [ ]• 『ギリシア神話』訳、(1953年)• 『ギリシア悲劇II 』、(1986年)• 『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)• 『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)• 『ギリシャ神話集』・青山照男訳、(2005年)• 『』訳、岩波文庫(1984年)• 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、(1960年) 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - の伝承ではヒュドラーに似た大蛇として登場する。 外部リンク [ ]• かに座.

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世界最強の悪魔・怪物ランキングTOP10

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テューポーンは、一時的にですが神々の王ゼウスを負かしました。 また、テューポーンを恐れたオリュンポスの神々が、鳥や動物たちに化けてエジプトに逃げました。 だから、エジプトの神々は、鷲、牝牛、牡羊など動物の顔をしているのです。 でも、テューポーンの大きさは両腕を広げると世界の果てにまで達したといいますから、ギリシャでも、エジプトでもどこに逃げても変わらないと思いますが…… 〈テューポーン〉エトルリアの壁画 テューポーンは大地女神ガイアの子 ティタノマキア(タイタン:ゼウスの父クロノスの仲間との戦い)と ギガントマキア(巨人族戦争)に勝利したゼウスとオリュンポスの神々。 息子たちティターンとギガンテスを幽閉されたり、殺されて怒りが収まらない大地女神ガイア。 女神は、ギリシャ神話史上、最大最強の怪物テューポーンを、タルタロス(奈落でなく原初の神々の一人)との間に生み落としました。 テューポーンの大きさは、頭は天に届き、両腕を広げると世界の果てにまで達します。 火のように輝く目を持ち、炎を吐きます。 また、その両肩からは恐ろしい竜蛇の頭が百も生え出ています。 腿から上は人間と同じですが、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をしているといわれています。 デウスとテューポーンの戦い そんなギリシャ神話史上、最大最強のテューポーンがデウスに挑み、オリュンポスに進撃。 この時、オリュンポスの神々は動物に化けて、エジプトまで逃げ去りました。 アポローンは鷹に、ヘルメースはコウノトリに、アレースは魚に、アルテミスは猫に、ディオニュソスは牡山羊に、ヘラクレスは小鹿に、ヘーパイストスは牡牛に、レートーはトガリネズミに変身したといいます。 それで、エジプトの神々は動物の姿をしているのです。 一説には、ゼウスは牡羊に、アポローンはカラスに、ディオニュソスは牡山羊に、アルテミスは猫に、ヘーラーは白い牝牛に、ヘルメースは朱鷺に変身したといいます(オウィディウス『変身物語』)。 しかし、ゼウスが逃げてはテューポーンとの戦いができないので、ゼウスは逃げなかったはずです。 〈テューポーン〉タナシウス・キルヒャー(本の挿絵) ゼウス生涯でたった一度の敗北をさせたテューポーン テューポーンがデウスに挑み、オリュンポスに進撃してくると、ゼウスは雷霆や金剛の鎌を用いて応戦しました。 戦いの当初、ゼウスは離れた場所からは雷霆を投じてテューポーンを撃ち、接近すると金剛の鎌で切りつけました。 テューポーンはシリアのカシオス山へ追いつめられました。 しかし、テューポーンはカシオス山で反撃に転じ、ゼウスを締め上げて金剛の鎌と雷霆を取り上げ、手足の腱を切り落とし、デルポイ近くのコーリュキオンと呼ばれる洞窟へ閉じ込めてしまいました。 そしてテューポーンはゼウスの腱を熊の皮に隠し、番人として半獣の竜女デルピュネーを置き、自分は傷の治療のために母ガイアの下へ向かったのです。 救出に向かったのが、息子ヘルメース。 盗みの神といわれる彼は、隠されたゼウスの手足の腱を巧みに探しあて、ゼウスの身体に戻しました。 ゼウスは力を回復し、再び激しい戦いをチュポーンに挑みます。 ここでまた、ゼウスの力がテューポーンを上回り始めます。 勝利の果実と無常の果実 テュポーンはゼウスに勝つために 運命の女神モイライを脅し、どんな願いも叶うという 「勝利の果実」を手に入れました。 しかし、その実を食べた途端、テュポーンは力を失ってしまいました。 実はモイライがテューポーンに与えたのは、決して望みが叶うことはないという 「無常の果実」だったのです。 テューポーンはトラーキアでハイモス山(バルカン山脈)を持ち上げてゼウスに投げつけようとします。 しかし、ゼウスは雷霆でハイモス山を撃ちます。 テューポーンはハイモス山に押しつぶされ、血がほとばしりました。 最後は、テューポーンはシケリア島まで追い詰められ、エトナ火山の下敷きにされたと言われています。 あるいは、ゼウスは力の弱ったチュポーンをタルタロス(冥界)へ投げ込み、封じ込めました。 ここにいたり、大地女神ガイアもゼウスを世界の王と認めました。

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