武富健治。 巫女隊は集中を切らすな 『古代戦士 ハニワット』(現在4巻まで) 武富健治 / 双葉社 アクションコミックス: 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」

映画『鈴木先生』で風間俊介が人質立てこもり犯に、浜野謙太&窪田正孝も出演

武富健治

長野善光寺に突如出現し、破壊と殺戮の限りを尽くす 巨大土偶「ドグーン(蚩尤)」 これを阻止するために 戸隠神宮奥宮に秘されていた 仮具土タイプの戦闘傭「ハニワット・フル(布留式埴輪土)」 が立ち上がった。 しかし、力の差は大きく、布留式は絶望的な敗北を喫す。 神官たちは急ぎ島根美保神宮から 真具土の埴輪徒が自ら変化するタイプの戦闘傭「ハニワット・カヤ(伽耶式埴輪土)」 を招聘。 戦闘時、埴輪土のすぐ傍らでは御衣乃柔里ら美麗な巫女たちがシャンシャンと艶やかに舞い、神官たちがビョイインビョイインと弓を鳴らす。 果たして壮絶な戦闘の行方は!!!??? ---------------- 旧ソ連の話が2冊続いたのでここで純和風な作品を1つ。 ただし、とびきりヘンなマンガではある(もちろん、スペシャルな誉め言葉だ)。 一言で言えば「土偶」対「埴輪」の変身ヒーローもの。 「布留式」が初代ウルトラマン、「伽耶式」がウルトラセブン、という認識でいいだろうか。 ちょっと違うか。 諸星大二郎を想起させる太い肉筆は内容ともども重度熱血、 ヒーローはいずれも長髪、ニヒルな口ぶりで『夕焼け番長』や『柔道一直線』に出てくるライバルみたい(てきとー)。 かたやヒロインはそろって瞳うるうる少女マンガ、それも60年代ふう。 (構想28年とのことだが、それにしてもキャラが古い。 ) ドグーン(蚩尤)は感情があるのかないのかひたすら重々しく前進、ときどきの光線攻撃はシン・ゴジラ。 作画がたいへんそうなハニワットはそれぞれ重い背景を背負ってこの国の平安を守る。 巻き込まれると巫女も死ぬ。 神官も、機動隊員も死ぬ。 長野善光寺編は4巻まででいちおう完結するが、これだけの熱を抱えて印象はまだプロローグ、登場人物紹介の章。 蚩尤とは何か、なぜ埴輪土は闘うのか、そもそも説明はあるのか。

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武富健治のプロフィール、受賞歴、全作品リストなど

武富健治

作者は『鈴木先生』の武富健治と大胆に路線編をしています。 現在1・2巻がAmazonKindleで配信中です。 また、きんどうでは7月5日までユーザー投票を受付中の 『次にくるマンガ大賞2019』のファン、もしくは関係者からの作品応援記事を募集しています。 ノミネート作品に応援中の作品があればぜひアツいパッションを叩きつけてください。 そして現れる謎の戦士・埴輪土 ハニワド それに呼応するように土偶もドゴゴゴゴォォと腕が伸びる!! そこからは2人だけの世界。 まわりを囲む警察も舞をまう巫女も全てを置き去りにして見つめ合う2人。 埴輪土が土偶に突進 ガシイイイイイツ!!! 組みあいですよ。 相撲のがぶり寄り。 組みあうふたりは微動だにしないけれども、2人の間には激しいぶつかり合いが起きているんですよ。 でもやっぱり大きいほうが強いんですよね。 じりじりと押される埴輪土。 ベキベキベキッ! 埴輪土の足元のコンクリートを削りながら押し返す。 もう、古事記の宿禰 すくね ・蹶速 けはや の勝負にもおとらない力と力のぶつかり合い。 両者一歩も引かない硬直状態。 二人とも相手の隙を伺いつつ、さて次の手は といったところで『古代戦士ハニワット』は30時間前まで物語が戻るんです。 ・・・ ・・・・・・ ちょ、ちょっとまて続きが気になるだろ! 1話の3分の1ページ残して30時間前に戻るな!!! 30時間前なんか戦い終わったあとでいいよ。 間違いなくこれから面白くなる戦いを始めるところで場面転換かよ。 あぁぁぁぁ、ドキドキ感、高鳴る展開、なんて子供向きじゃないんだ。 子供のための漫画なら1話ならヒーローの活躍をがしっと見せて心をわしづかみするのが王道。 でも、それは子供のための漫画、大人が読むヒーロー漫画はそれじゃいけない。 いきなり簡単に倒せない敵。 読めば読むほど広げられていく世界観。 おい!待つんだ。 そんなに大風呂敷広げて大丈夫かと思っている読者を尻目に、いやいや、この風呂敷はまだまだおおきく広がるんだよ。 作者がニヤニヤしている姿が目に浮かぶ。 敵の土偶は伝承ではこうだよね、でも伝承だから正確じゃないんだよね。 と読んでいるこちらは本当にこんなに風呂敷ひろげて畳めるのか? 不安が増すばかり。 1巻での戦闘シーンが10ページにも満たない。 でも面白い、たった数ページの戦闘に魅せられて1巻を買ったら2巻もそのまま買ってしまった。 2巻は戦闘シーンにかなりページがさかれている。 それでも最初に戦っていた埴輪土ではないんですよ。 今時見ないほどの熱血漢、3話にわたり続いた戦いの行方、そして1巻の10ページにも満たない戦いで完全に僕を魅了した埴輪土の物語は1話ずつ読むだけでは満足できない。 1話1話に情報を詰め込むから物語が進まない進まない。 読んでいるこちらはもう心配ですよ。 読んでいると石ノ森章太郎先生のサイボーグ009の『神々との戦い編』のように延々と戦いがないのではない。 雑誌連載だから盛り上がりのない話が続けば打ち切りもあるかもしれない。 それはあまりにも勿体ない。 続けば大化けしそうな空気のある『古代戦士ハニワット』が打ち切りになるのはあまりにももったいない。 かつて手塚治虫の名作『火の鳥』も人気がないために手塚プロ商事で自ら漫画雑誌を作らないと連載できなかった。 『火の鳥』は通して読めば間違いなく名作。 『火の鳥』は1巻通して読めば名作であることが解る。 『古代戦士ハニワット』も同じで1話だけでは面白さは分からない。 これからどうなるんだろうと感じさせるドキドキ感、傑作になるかもしれない漫画の空気。 作者である武富健治先生がこれからも好きなように大風呂敷を広げていくには、数々のヒーローを見て育ち、物語を楽しむことができる大きな子供たちの力が必要なんです。 『古代戦士ハニワット』を読んで感じるのは仮面ライダー、それも仮面ライダー1号。 布に隠れて埴輪土に変身する男の憂いを感じさせる眼差し。 土偶や埴輪土のディテールから醸し出される怪奇アクションドラマの濃さ。 特撮によって育てられた君なら間違いなくのめりこめる。 いやむしろ呑みこまれろ!! そして呑み込まれたそこの君!! 『古代戦士ハニワット』の連載が続くために今すぐ 「次にくるマンガ大賞2019」コミック部門で投票だ!!! Kindleで最新2巻まで配信中です.

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巫女隊は集中を切らすな 『古代戦士 ハニワット』(現在4巻まで) 武富健治 / 双葉社 アクションコミックス: 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」

武富健治

作者は『鈴木先生』の武富健治と大胆に路線編をしています。 現在1・2巻がAmazonKindleで配信中です。 また、きんどうでは7月5日までユーザー投票を受付中の 『次にくるマンガ大賞2019』のファン、もしくは関係者からの作品応援記事を募集しています。 ノミネート作品に応援中の作品があればぜひアツいパッションを叩きつけてください。 そして現れる謎の戦士・埴輪土 ハニワド それに呼応するように土偶もドゴゴゴゴォォと腕が伸びる!! そこからは2人だけの世界。 まわりを囲む警察も舞をまう巫女も全てを置き去りにして見つめ合う2人。 埴輪土が土偶に突進 ガシイイイイイツ!!! 組みあいですよ。 相撲のがぶり寄り。 組みあうふたりは微動だにしないけれども、2人の間には激しいぶつかり合いが起きているんですよ。 でもやっぱり大きいほうが強いんですよね。 じりじりと押される埴輪土。 ベキベキベキッ! 埴輪土の足元のコンクリートを削りながら押し返す。 もう、古事記の宿禰 すくね ・蹶速 けはや の勝負にもおとらない力と力のぶつかり合い。 両者一歩も引かない硬直状態。 二人とも相手の隙を伺いつつ、さて次の手は といったところで『古代戦士ハニワット』は30時間前まで物語が戻るんです。 ・・・ ・・・・・・ ちょ、ちょっとまて続きが気になるだろ! 1話の3分の1ページ残して30時間前に戻るな!!! 30時間前なんか戦い終わったあとでいいよ。 間違いなくこれから面白くなる戦いを始めるところで場面転換かよ。 あぁぁぁぁ、ドキドキ感、高鳴る展開、なんて子供向きじゃないんだ。 子供のための漫画なら1話ならヒーローの活躍をがしっと見せて心をわしづかみするのが王道。 でも、それは子供のための漫画、大人が読むヒーロー漫画はそれじゃいけない。 いきなり簡単に倒せない敵。 読めば読むほど広げられていく世界観。 おい!待つんだ。 そんなに大風呂敷広げて大丈夫かと思っている読者を尻目に、いやいや、この風呂敷はまだまだおおきく広がるんだよ。 作者がニヤニヤしている姿が目に浮かぶ。 敵の土偶は伝承ではこうだよね、でも伝承だから正確じゃないんだよね。 と読んでいるこちらは本当にこんなに風呂敷ひろげて畳めるのか? 不安が増すばかり。 1巻での戦闘シーンが10ページにも満たない。 でも面白い、たった数ページの戦闘に魅せられて1巻を買ったら2巻もそのまま買ってしまった。 2巻は戦闘シーンにかなりページがさかれている。 それでも最初に戦っていた埴輪土ではないんですよ。 今時見ないほどの熱血漢、3話にわたり続いた戦いの行方、そして1巻の10ページにも満たない戦いで完全に僕を魅了した埴輪土の物語は1話ずつ読むだけでは満足できない。 1話1話に情報を詰め込むから物語が進まない進まない。 読んでいるこちらはもう心配ですよ。 読んでいると石ノ森章太郎先生のサイボーグ009の『神々との戦い編』のように延々と戦いがないのではない。 雑誌連載だから盛り上がりのない話が続けば打ち切りもあるかもしれない。 それはあまりにも勿体ない。 続けば大化けしそうな空気のある『古代戦士ハニワット』が打ち切りになるのはあまりにももったいない。 かつて手塚治虫の名作『火の鳥』も人気がないために手塚プロ商事で自ら漫画雑誌を作らないと連載できなかった。 『火の鳥』は通して読めば間違いなく名作。 『火の鳥』は1巻通して読めば名作であることが解る。 『古代戦士ハニワット』も同じで1話だけでは面白さは分からない。 これからどうなるんだろうと感じさせるドキドキ感、傑作になるかもしれない漫画の空気。 作者である武富健治先生がこれからも好きなように大風呂敷を広げていくには、数々のヒーローを見て育ち、物語を楽しむことができる大きな子供たちの力が必要なんです。 『古代戦士ハニワット』を読んで感じるのは仮面ライダー、それも仮面ライダー1号。 布に隠れて埴輪土に変身する男の憂いを感じさせる眼差し。 土偶や埴輪土のディテールから醸し出される怪奇アクションドラマの濃さ。 特撮によって育てられた君なら間違いなくのめりこめる。 いやむしろ呑みこまれろ!! そして呑み込まれたそこの君!! 『古代戦士ハニワット』の連載が続くために今すぐ 「次にくるマンガ大賞2019」コミック部門で投票だ!!! Kindleで最新2巻まで配信中です.

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