くだん の 意味。 「件」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「件(くだん)」とは?意味や使い方を解説!

くだん の 意味

「件」とは|意味・読み方・使い方 「件」の音読みは「けん」で、「件」の漢字を見たらほとんどの人は「けん」と読むでしょう。 また、「件」の訓読みには「くだり」「くだん」があり、それぞれ意味が異なります。 「件」には、この3つの読み方と意味が存在するのです。 読み方は「けん・くだり・くだん」の3種類を使う ではここで、「件」の3つの読み方と意味を紹介します。 特に、問題となる特定の事柄のことについて言及する場合に使用します。 例えば、「先日のクレームの件はどうなりましたか?」と言われた場合、クレーム内容を知らなければ返答できません。 逆に、内容が知っていれば、「例の件どうなった?」だけでも理解できます。 また、「件(けん)」は、「一件、二件」のように数を後ろにつけて事柄や事件などを数える場合にも用いられます。 時代劇などや刑事ドラマなどで「一件落着(いっけんらくちゃく)」というセリフはよく耳にしますね。 ・無口な主人公が不器用に愛を告白する件(くだり)は、感動しました。 「くだり」の同じ読みでは、「条」も使われます。 「ひとつひとつの書き分けられた文」の意味で、一般的には「条項」「箇条」のように表現します。 また、「件(くだり)」には、「前に述べたこと」「例の」という意味もありますが、多くは「くだん」と読みます。 「件の資料」と書かれている場合は、「くだんの資料」と読みます。 では、「件の件」と書かれていたらどう思いますか?「変換ミス」と判断するかもしれませんが、「くだんのけん」と読み、「例の件」の意味になります。 誤解を生じないように「くだんの件」と書く人も多いようです。 同じ漢字で意味も読み方も違う、日本ならではの表現ですね。 また、日本には「件(くだん)」という妖怪がいるのを知っていますか? 妖怪の「件(くだん)」とは 頭が牛で体が人の妖怪が「件(くだん)」です。 19世紀前半から主に西日本各地で目撃されたと伝えられています。 その名前の由来には、中国の「白沢(はくたく)」という人面を持った獅子や「件」という漢字を分解すると「人」と「牛」になるから、などさまざまな説があります。 「件(くだん)」が最初に目撃されたのは、天保7年の丹後の国・倉橋山で、現存する瓦版にはその姿が描かれ「この件の絵を貼っておけば、家内繁昌し疫病から逃れ、一切の災いを逃れて大豊年となる」と「件(くだん)」は、めでたい妖怪として紹介されていました。 ところが、幕末になると瓦版に「出雲の田舎で件が生まれ、『今年から大豊作になるが初秋頃より悪疫が流行る』と予言し、3日で死んだ」と書かれ、「件(くだん)」が出現すると大きな天災に見舞われると言われるようになったのです。 第二次世界大戦中には、戦争や空襲の予言をしたなどと囁かれ、阪神淡路大震災や東日本大震災の時にも「件(くだん)」が出現したとの噂が流れました。 ちなみに、小松左京氏のホラー小説に「くだんのはは」という名作があります。 戦争中の兵庫県芦屋市が舞台で、空襲で家を失った主人公がお世話になった屋敷で不思議な体験をします。 奥の部屋で姿を見せない家主の娘。 ある日、母親が部屋から戻ると「広島が大変なことになる」「もうすぐ戦争が終わる」と言ったのです。 予言通り、広島に原爆が投下され、戦争が終わると、主人公は奥の部屋に行き、その娘の姿を見たのです。 その頭には角が・・・。 「件(くだん)」を扱った小説は数多くあり、映画では、2005年の「妖怪大戦争」にも登場しています。 それだけ日本には馴染みの深い妖怪と言えます。

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「くだん」とは?意味や使い方をご紹介

くだん の 意味

松山ひろし 『壁女-真夜中の都市伝説』 イースト・プレス、2004年、73-74頁。 木原浩勝・岡島正晃・市ヶ谷ハジメ 『都市の穴』 双葉社〈双葉文庫〉、2003年、249頁。 松山ひろし 『壁女-真夜中の都市伝説』 イースト・プレス、2004年、74頁。 添へたる立文には、解文(げもん)のやうにて、「進上 餅餤一包 例に依て進上 如件 別当 少納言殿」とて月日書きて、(以下略、136段)• 水木しげる『 むじゃら 〈2〉中部編』、2003年、60頁。 斉藤小川町他『日本の謎と不思議大全 西日本編』人文社編集部編、〈ものしりミニシリーズ〉、2006年、123頁。 永井圭「くだん」『ドルメン』第2巻第7号 岡書院• また、長野県で流行した噂の起源は、昨年()の暮れにで阿弥陀仏が現れて予言した内容とも、80歳の老婆が出産した子供の予言だとも言われていた。 (「小豆飯の厄除け」『ドルメン』第2巻第4号 岡書院 1933年)• 松山ひろし 『壁女-真夜中の都市伝説』 イースト・プレス、2004年、72頁。

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「くだん」とは?意味や使い方をご紹介

くだん の 意味

皆さんご存じのとおり、「件」は 音読みで「ケン」と読みます。 何らかの事柄について 1件、2件と数えるときの助数詞として、あるいは「契約の件」「夏休みに旅行に行く件」「前に話した件」のように、 特定の事柄について言及する際に用いられます。 これらは日常的になじみ深い用法ですので、あらためてご説明するまでもないでしょう。 一点注釈するなら、後者の「~の件」といった使い方をする場合は、 会話をしている双方がその事柄を知っているのが前提です。 自分だけが知っている事柄について「~の件」といっても成立しないということです。 「今度の旅行の件だけどさ……」といわれても、初めて聞く話なら相手は「?」です。 なお、実際の会話でなく、手紙やメール、あるいは小説であっても、すでに相手や読者にその事柄を伝えている場合には、「~の件」といえば意味が通じるので問題なく成り立ちます。 「 件の引越しの話は結局どうなった?」……前に聞いた引越しの話はその後どうなった? という意味です。 「 件の新入社員だが、やはり辞めてしまったよ」……以前からその社員について会話相手に話をしていたことがわかります。 「 件の件についてはもう少し考えさせてください」……「くだんのけん」と読みます。 訓読みと音読み両方を用いたユニークないいまわしですが、使われる機会は多いでしょう。 上記のいずれも「例の」に置き換え可能なことからもわかるとおり、「件の」は、 指し示す事柄の内容を省略する表現といってよいでしょう。 改めて状況説明しなくても意味が通じる事柄を、「件の」で済ませているわけです。 公的な文書などでは、文末を「 よって件(くだん)の如(ごと)し」で締める場合があります。 これは「ここまで記載してきた内容のとおりで間違いありません」という意味です。 さて、ここまでお伝えしてきた本来的な意味以外に、「件(くだん)」と聞いて、ある奇妙な生き物のことを想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか? 妖怪とも、古くからの都市伝説ともいうべき、「件」のことです。 「件」なる存在の逸話は、江戸時代にはもう記録が残されています。 体が牛で頭部が人間、反対に体は人間で頭部が牛というパターンもありますが、人の言葉を話し、生まれて数日で死ぬが、死ぬ前に天災や悪疫(コレラや天然痘のような流行り病)、戦争などの「凶事」を予言して、その予言は必ず当たる、というのが伝説の基本的なフォーマットです(異説もあり)。 海外に目を向ければ、ギリシャ神話に登場する牛頭人身の怪物ミノタウロスも想起されますが、「件」の場合は「人」と「牛」を組み合わせた漢字をもとに創作されたのではないかとも思われます。 しかし、目撃談は数々あり、あまりに奇っ怪な外見と「予言」の不気味さから、「件」伝説はいまなおある種のリアリティーをもって語り継がれ、小説や漫画など、多くの作品のモチーフにもなっています。 字数の関係で詳細は省きますが、最後に「件」テーマの傑作小説、小松左京の「くだんのはは」から、強烈な印象を残すシーンを引用して、本記事の締めくくりとしましょう。

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