エディアカラ 生物 群。 デンドログランマとはどんな生き物か:過去数十年でもっとも重要な生物学的発見

地球の歴史―先カンブリア時代⑤ 原生代―

エディアカラ 生物 群

[画像のクリックで拡大表示] エディアカラ生物群と呼ばれる、太古の奇妙な生物たちがいる。 今から5億7000万年ほど前の浅い海に生息していたこのグニャグニャした生物たちは、地球最古の複雑な生命体でもあった。 (参考記事: ) ディッキンソニア(Dickinsonia)はエディアカラ生物群のなかでも特に有名で、平べったい楕円形をしている。 直径は120センチ以上になり、全体に細かい溝があり、真ん中に1本の隆起が走っている。 科学者たちは長年、ディッキンソニアをあらゆる「界(生物のグループ)」に分類してきたが、この数十年間は、菌類、原生生物、動物という3つの説が有力だった。 9月21日付け学術誌『サイエンス』に発表された研究によると、新たな手法で古代の生物を調べた結果、これまで積み上げられてきた知見と考え合わせて、ディッキンソニアが地球最古の動物の1つであることが明らかになった。 5億4100万年前に生物の種類が爆発的に増加した「カンブリア爆発」よりも前の話である。 論文著者であるオーストラリア国立大学の古生物地球化学者ヨッヘン・ブロックス氏は、「彼らはもう私たちの仲間、動物だったのです」と語る。 ディッキンソニアはその後絶滅してしまったが、彼らをはじめとする当時の多様な多細胞生物の中から、今日まで続くさまざまな動物が生じてきた。 「ディッキンソニアの謎については、これで決着したと思います」と、米カリフォルニア大学リバーサイド校の古生物学者メアリー・ドローザー氏は言う。 氏は今回の研究には関与していない。 ドローザー氏によると、この数年間、ディッキンソニアの印象化石(遺体の痕跡だけが残っている化石)の研究から、研究者の見解は動物ということでほぼ一致していた。 そして、化学的手法を用いた今回の研究により、動物仮説の裏づけが得られた。 (参考記事: ) エディアカラ生物群とはなにか? エディアカラ生物群は、1946年にオーストラリアの南オーストラリア州フリンダーズ山脈のエディアカラ丘陵で最初に発見された。 進化が生み出した変わり者たちは、現在の生物とはほとんど似ていない。 古生物学者のアドルフ・ザイラッハー氏は、2007年のロンドン地質学会誌で「別の惑星の生命体のように奇妙だが、手が届く場所にある」と表現している。 彼らの出現は、小さかった生物が大型化する移行期にあたる。 エディアカラ生物群は現時点で50種類が知られており、南極大陸を除くすべての大陸で発見されている。

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デンドログランマとはどんな生き物か:過去数十年でもっとも重要な生物学的発見

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もふもふ もふもふしたものをこよなく愛しているブロガーです。 物理屋、研究開発者、不動産投資家、コンサルタント、経営者、Youtuber。 やりたいと思ったことを思いっきり全力でやっています。 古代の謎が大好きなもふです。 エディアカラ紀というのをご存知でしょうか?カンブリア紀の前の時代のことで、初めていろんな生物が誕生した時代だといわれています。 エディアカラン(Ediacaran period、エディアカラ紀)とは、地質時代の区分の1つである。 新原生代クライオジェニアンの終わりから古生代カンブリア紀の始まりまでの約6億2000万年前〜約5億4200万年前である。 原生代の最後の区分である。 2004年に国際地質科学連合(IUGS)が、先カンブリア時代層序小委員会の勧告に基づきその基底 Enorama Creek GSSP を公式に批准した。 —より- この時代の生き物の特徴として、 Dickinsoniaの化石画像。 謎の生き物で動物なのかどうか、長年議論が行われてきた。 から、面白い記事が出ました。 ディッキンソニア(Dickinsonia)は動物だったと判明したそうです。 ディッキンソニア(Dickinsonia)はエディアカラ生物群のなかでも特に有名で、平べったい楕円形をしている。 直径は120センチ以上になり、全体に細かい溝があり、真ん中に1本の隆起が走っている。 科学者たちは長年、ディッキンソニアをあらゆる「界(生物のグループ)」に分類してきたが、この数十年間は、菌類、原生生物、動物という3つの説が有力だった。 9月21日付け学術誌『サイエンス』に発表された研究によると、新たな手法で古代の生物を調べた結果、これまで積み上げられてきた知見と考え合わせて、ディッキンソニアが地球最古の動物の1つであることが明らかになった。 5億4100万年前に生物の種類が爆発的に増加した「カンブリア爆発」よりも前の話である。 論文著者であるオーストラリア国立大学の古生物地球化学者ヨッヘン・ブロックス氏は、「彼らはもう私たちの仲間、動物だったのです」と語る。 ディッキンソニアはその後絶滅してしまったが、彼らをはじめとする当時の多様な多細胞生物の中から、今日まで続くさまざまな動物が生じてきた。 「ディッキンソニアの謎については、これで決着したと思います」と、米カリフォルニア大学リバーサイド校の古生物学者メアリー・ドローザー氏は言う。 氏は今回の研究には関与していない。 ブロック氏は、「化石と周囲の海底の分子組成は、はっきりと違っていました」と言う。 これに対して、周囲の海底にはコレステロールはほとんど含まれておらず、代わりにエルゴステロイドという物質を含んでいたことから、緑藻の存在が示唆された。

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カンブリア期前に繁栄したエディアカラ動物群って?

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概説 エディアカラ生物群は、約6億 - 5億5千万年前の先カンブリア時代の生物の化石と推定されている。 同様の化石はのやの沿岸などでも発見されている。 多くの動物とされる生物化石が出るが、いずれも殻や骨格がなく、柔組織だけで出来ている。 本来、硬いをもたない生物は、化石として保存されることが稀であるが、エディアカラ生物群ではこのような生物が数多く見られる。 これはなどによって、に生息していた生物が一瞬にして中に封じ込められたためと考えられている。 また、柔らかなマット状になったの集合体の上を大きな生物が移動した痕跡らしきものも確認されている。 この生物群には、状の「」、形をした状の「」をはじめ、直径数十cmにもおよぶ多種多様な軟体性の生物が見られ、地球最古のではないかと考えられている。 多様なものが見られるが、一つの特徴はそれらがかなり大きいことで、の化石群であるやの構成種の多くが数cm程度であるのに比べて、全体に大きい。 また、そのいずれもがごく薄い体をしていたらしい。 歴史 上記のように、この生物群の発見はスプリッグによるが、それまで全く知られなかったわけではない。 この地域にはアデレード累層群といわれる先カンブリア時代からカンブリア紀にわたる地層があり、を中心とする研究が行われていた。 1922年には同大学のエッジウォース・デービッドがこれに類する化石を発見した。 彼は同大学のティラードと共同で調査を行い、さらに多くの化石を発見した。 しかし彼らはそれらをカンブリア紀のものと判断していた。 これらの発見は、当時同大学の学生であったスプリッグ Reginald C. Sprigg の興味を呼び、1946年、彼は友人とともにアデレートの北約300キロメートル付近、エディアカラ丘陵 Ediacara Hill へ化石採集に出かけ、いくつかの化石(軟体動物とみられる生物の印象)を発見した。 このとき、彼は自分の発見した化石の地層が、(古生代の)の出る地層の下であると判断し、それらの化石が先カンブリア時代後期のものであり、「最古の化石」との信念を持った。 ただし当初は周囲や指導側の理解がなく、彼の判断は認められなかったが、彼の信念は変わらず、卒業後も地質調査の仕事の傍らこの化石群の研究を続け、1947年に最初の論文を公表、これを機にこの化石産出地は保護区に指定された。 1959年にはこれを先カンブリア時代のものとする論文が国際誌で認められ、広く注目を得ることとなった。 後に同時期の類似の化石は世界のあちこちで発見されるようになり、現在では20カ所以上が知られている。 中にはアフリカのナミビアのように、それ以前に発見されていたことが判明した例もある。 分類上の位置づけについて これらの生物が、現在の生物の分類に対してどのような位置付けにあるのかは良く分かっていない。 最古の多細胞動物と考えられている。 発見者であるスプリッグを含むオーストラリアの研究者は、それらを現在見られる動物群の最も古い祖先と見なして分類した。 他方での形成過程の中で途絶えてしまった側枝であり、それ以降の生物とは全く関係が無いかもしれないという見方もある。 その極端な例では、 () は、やなどとは独立した「」という分類階級をエディアカラ生物群に与えることを提唱した。 後にザイラッハー自身が「ヴェンド生物 界」は取り下げた。 2000年代後半にはエディアカラ生物群に属するいくつかの生物は、従来に入ってから突然出現したと考えられていた動物群の直接の祖先であるとされるようになってきている。 エディアカラ生物群は、地球全体が氷に覆われていた時期()の直後に出現し、その大部分がの始まる前にした。 に見られるやなどの大型捕食動物の出現とともに、の際には堅いをまとった動物が多く見られるようになった。 エディアカラ生物群は、新たに出現した動物に捕食圧を受け絶滅したとも言われている。 また環境の激変が起きた可能性への指摘もある。 も参照。

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